
唐沢、豊川、黒木、常盤をはじめ豪華キャストが登場した会見
累計発行部数2000万部、世界12カ国での発売というカルト的な人気を持つ浦沢直樹氏の漫画「20世紀少年」。実写映画化の発表により世間を騒がせ、出演者名も徐々に発表されていた中、待ちに待った製作報告が5月11日、東宝スタジオにて開催された。
当日は原作者であり、映画版の脚本を務める浦沢氏、脚本・企画の長崎氏、監督の堤幸彦に加え、出演者である唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、黒木瞳、石塚英彦、宇梶剛士、佐々木蔵之介といった豪華な面々が登場。製作費60億円をかけ、第3部作として製作されるという大プロジェクトということもあり、製作委員会を代表してあいさつをした日本テレビ編成局長の小杉氏からは「社運を賭けてます」と熱のこもった発言が。それを聞いた香川が「『俺たちも引退を賭けよう』と舞台裏で言い出していた」と唐沢が暴露。「香川くんは引退を賭けようと言っているけど、僕はそんな気はない。あとで話し合わないと…」と言うと、豊川もそれを受けて、「香川くんは引退と言っていますが、僕はそんな気はない。が、この素晴らしい役を“頂いた”という気持ちで、3部作すべてを成功させ、俳優としても飛躍したい」と熱いコメントを続けた。そんな“引退宣言”を持ち出された香川は「ものすごく体力が必要で、久々に本気にさせられる作品」と本作への気合を語った。
企画・脚本を担当する長崎氏からの「原作には忠実だが、構成は変わっている。“ともだち”の新解釈があり、そこを、原作ファンの人にも楽しんでほしい」という発言にある、ファンにとって気になる“ともだち”の新解釈、正体については「3部作を観てください」(堤)、「そこに至る過程が楽しいので、それを一緒に楽しみましょう」(浦沢)と一切具体的には語られない。映画版ではどのような解釈がされるのか? 果たして“ともだち”の正体とは? 2009年まで続く「20世紀少年」プロジェクト、まずは第1部公開の8月30日を期待して待ちたい。
『20世紀少年』8月30日公開
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