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「人身売買とは、人の尊厳を売買すること」江口洋介、阪本監督が語る 2008/5/20 9:56配信

ティーチインに登場した江口、阪本監督(左から)

『血と骨』の梁石日による長編小説『闇の子供たち』を、『亡国のイージス』『KT』を手掛けた阪本順冶監督が映画化した衝撃作『闇の子供たち』。本作のティーチイン付き試写会が5月16日に開催され、阪本監督をはじめ、主演の江口洋介が登壇。会場には本作の主題となっている“アジアの子供たちの人身売買”に興味を持つ学生らが集まった。

阪本監督は、この映画を手掛けた理由を、「人身売買というのはその人の尊厳を売買するということ。抵抗力のない子供たちの子供らしさや自然の営みが奪われる事実、その事実が身近に存在するということを知ってしまった以上、僕らは映画を作る人間として逃げることはできない、向き合うべきだろう」と述べる。本作は、タイを舞台にしてはいるが、その問題の根源に、日本人が大きく関わっていることを描いている。「日本のネットで多くの日本人がタイや中国などに子供を買いに行っている現実を知り、この映画はタイを舞台にしていても、必ず我々日本人に跳ね返ってくる物語にしなくてはいけないと思いました」と語った。

本作の主演であり、幼児の人身売買の事実を暴こうとするタイ駐在の新聞記者を演じた江口は、この役のオファーをもらってから、出演を決めるまで1~2週間悩んだ結果、挑戦したという。「この映画は、自分はどうするべきかを考えさせられる作品。幸せや平和を願うからこそ『こういう映画に出演した』といつか自分の子供にも言いたい」と語る。

日本人に人気の観光地として、毎年大勢の日本人客が訪れるタイ。その裏には、本作で扱われている幼児売春、臓器密売のための幼児売買が、実際に行われている。監督の「観た後のアクションを強要しているのではなく、まずたじろいでもらう、そして、映画館から出たときに、この映画をきっかけに何か見えるものが変わってくれれば」というメッセージにもあるように、何かを受け、考えさせられずにはいられない衝撃作となっている。

『闇の子供たち』
夏休み、シネマライズ ほか全国順次ロードショー

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