マンU、クラブワールドカップ出場が決定！　9季ぶり欧州の頂点に 2008/5/22 14:52配信

UEFAチャンピオンズリーグ(CL)は21日、モスクワで決勝が行われ、マンチェスター・ユナイテッドがチェルシーをPK戦の末6-5で下し優勝。9シーズンぶり3度目の欧州頂点に輝くとともに、欧州代表として12月に開催されるFIFAクラブワールドカップに出場することが決まった。

CLの決勝では初めてとなるイングランド勢同士による決戦。国内リーグでも最後まで優勝を争ったライバルだけに開始から激しい主導権争いが繰り広げられる。そんな中で先にペースを掴んだユナイテッドは前半26分、ブラウンのクロスをクリスティアーノ・ロナウドが頭で合わせて先制する。対するチェルシーも前半45分にエッシェンのロングシュートのこぼれをランパードが押し込み追いついた。

その後は両軍ともに得点を奪えないまま延長戦でも決着がつかず、勝負の行方はPK戦に。先攻のユナイテッドが3人目のC・ロナウドの失敗で窮地に追い込められれば、チェルシーも優勝がかかった場面で5人目のテリーが決められない。迎えた7人目、ユナイテッドはベテランのギグスが落ち着いて成功。一方のチェルシーはアネルカのシュートがGKに阻まれ万事休す。ユナイテッドが1998-99シーズン以来の欧州王座を手にした。

これで国内リーグと合わせ今季2冠を達成したユナイテッド。ファーガソン監督は「素晴らしいことを達成した。我々は十分勝者に値する。選手たちを誇りに思うし、私が指揮した中でも最高のチームだ」とチームを賞賛。PKを含めファインセーブを連発した殊勲のGKファン・デル・サールも「僕の長いキャリアの中でも最高の勝利のうちの一つだよ」と喜びを爆発させた。