破格のピアニスト・天平がデビューライブを実施。500人が驚嘆 2008/6/20 11:45配信

ロックの魂を持つピアニスト、天平(てんぺい)がデビュー・アルバム『TEMPEIZM』の発売日、6月18日に東京・表参道ヒルズにて発売記念ライブを行った。

デビュー前から「すごいピアニストがいる」とウェブ上で話題となり、動画サイトYouTubeでは彼が演奏する映像が10万回の試聴数を突破した。そんな噂のピアニストを一目見ようと500人が吹抜け大階段を囲む螺旋状の通路に集まった。「こんな場所で演奏するのは初めてでとても嬉しい」と華やかな舞台を満喫しながら、シアトル・マリナーズのイチロー選手をイメージして作曲した「エリア51」、人間の燃え上がる心を表現したドラマティックな「フレイム」など全4曲を披露した。パワフルかつ流麗なピアノテクニックで観客を驚嘆させた。

天平は、5歳から音楽教育を受け始めるが、中学のときにピアノを離れ15歳で高校を中退、とび職、解体業などの肉体労働をしながら生計を立てる。その後、17歳から本格的にクラシック・ピアノを特訓し、大阪芸術大学を首席で卒業するという異色な経歴の持ち主である。

7月中旬にはシアトル領事館でのスペシャル・コンサートを実施する予定で、8月には東京、大阪、9月には福岡でのライブも決定している。