
松たか子、金城武、仲村トオル(左から)&トリックシャドー
名前だけは誰もが聞いたことがあるであろう“怪人20面相”を、『アンフェア』シリーズを手掛けた佐藤嗣麻子のオリジナル脚本と『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズを手掛けたVFXスタッフらによって映画した『K-20 怪人20面相・伝』。12月20日より公開となる本作の製作報告会見が8月27日に開催され、主演の金城武をはじめ、松たか子、仲村トオル、そして監督の佐藤嗣麻子らが会見に登場した。
司会者からあいさつを求められると、一言「『K-20』は最高です」と述べた金城。その“最高”を裏づけするかのように、脚本や現場について褒め続け、「僕自身はそれほど大変ではなかったけど、アクションチームが本当に頑張っていた。機材もすごい。日本のアクションの進歩に驚いた」と絶賛。そんな金城に続くように、仲村も「日本で、ひょっとしたら世界で最もクオリティの高い現場にいるのかも、と思わせられたセット。豪華な部分、貧しい部分のディティールがすごい」と大絶賛。
本作は、極端な格差社会が生まれた日本の架空都市《帝都》を舞台に、金城演じるサーカス団のエースの遠藤平吉が、世間を騒がせていた泥棒“K-20(怪人二十面相)”に仕立て上げられ、明智小五郎(仲村トオル)とその婚約者である令嬢・羽柴葉子(松たか子)とともに、汚名を晴らすためにK-20との戦いを決意する、というストーリー。撮影中は、「3人との仕事が毎日とても楽しくて、遊んでいるみたいでした」と監督が語るように、充実した撮影だった様子。
製作報告会見の最後には“トリックシャドー”が登場。舞台の両脇に展示されていた廃材で作られたオブジェに光を当てると、“怪人二十面相”のシルエットが! 細部までこだわって作られたシルエットに、金城も「すごい」と感動していた。
既に、5月のカンヌ映画祭でもセールスに出され、映像が完成していないのにもかかわらず、ヨーロッパでも数社が興味を持っているそう。阿部秀司エグゼクティブ・プロデューサーいわく、「日本の新しいジャンルの映画になる」と太鼓判を押す本作、公開まで楽しみに待ちたい。
『K-20 怪人二十面相・伝』
12月20日公開
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