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衝撃の人気コミックを映画化 『イキガミ』はリアルでストイック! 2008/9/9 11:30配信

(左から)佐野和真、金井勇太、山田孝之、松田翔太、成海璃子、瀧本智行監督、原作者・間瀬元朗氏

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2005年1月の連載開始以来、その衝撃的な設定と深い人間ドラマが話題となり、瞬く間に大反響を巻き起こした『イキガミ』が実写映画化され、9日、都内で完成報告会見が開催された。当日は主演の松田翔太をはじめ、主要キャスト、そして瀧本智行監督、原作者の間瀬元朗が出席し、完成したばかりの映画版『イキガミ』に対する思いを語った。

ある日突然、18歳から24歳までの若者に届けられる死亡予告証(通称:イキガミ)。物語は国民に死の恐怖を植え付け、生命の価値を高めようとする国策“国家繁栄維持法”が施行される日本を舞台に、余命24時間を宣告された若者たちの生きざま、死にざまを描く。一見、荒唐無稽な設定だが、『樹の海』『犯人に告ぐ』といった社会派サスペンスで知られる瀧本監督は「リアルだなと思った」と原作の第一印象を語る。「現在、この国には“切り捨てられている”と感じる人が増えていると思う。それはイキガミを受け取った若者の気持ちと重なるのではないか」と語る瀧本監督は、映画化に際してもそのリアルさを最優先に作品を演出。これを受けて、原作者の間瀬氏は「ストイックだが、飽きさせない作品に仕上がっている」と実写版に太鼓判を押した。

一方、イキガミ配達人・藤本賢吾を演じた松田は、主演でありながら、イキガミを受け取る若者たちの決断を一歩引いた立場で見つめるという難しい役どころだ。松田は「感情をむき出しにすることなく、(配達人として)普通らしくするのが挑戦だった」とコメント。ストーリーが進むにつれ、自分の任務に疑問や葛藤を覚えるようになると、藤木というキャラクターはよりリアルな側面をのぞかせる。「僕らは普段、自分の中の価値観やモラルに反して、一般的な常識に合わせてしまうことがある。自分に正直でいようとすると摩擦が生じるのも分かるような気がする」という松田の言葉通り、『イキガミ』は生命の尊さを問いかけるだけでなく、“国家繁栄維持法”を妄信する国民を通して、自分の意思や正義を殺してしまうことの恐ろしさも描いている。「空気を読むこと」ばかりが優先される現代社会において、まさにリアルな怖さが漂う野心的なヒューマンドラマといえそうだ。

『イキガミ』
9月27日(土)全国東宝系ロードショー

取材・文・撮影:内田涼

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