
池脇千鶴、小池徹平、西野亮廣
お笑いコンビ・麒麟の田村裕が自身の路上生活体験をつづり、驚異的な売り上げを記録した小説『ホームレス中学生』。この自叙伝を基にした劇場版が完成し、10日、東京・日比谷野外大音楽堂で中高生を対象にした青空試写会が行われた。
80年余りの歴史を誇る“野音”で試写会が行われるのは史上初のこと。主演の小池徹平をはじめ、兄役を演じた漫才コンビ・キングコングの西野亮廣、妹役の池脇千鶴がステージに登場すると、会場に詰め掛けた約900人のファンからは悲鳴のような歓声が上がった。
イベントでは、作品の内容に引っ掛け、日ごろ口に出せない感謝の気持ちを大声で叫ぶ“感謝の叫びコンテスト”を開催。応募した参加者たちが、両親や学校の先生、親友や後輩などに向けて熱い言葉を次々と声の限りに叫んだ。審査を行ったキャストたちは「頑張っている姿にジーンときた」(小池)、「(緊張して口ごもってしまう姿に)グッときた」(西野)、「思いがあふれて言葉に詰まってしまうところがいい。泣きそうですね」(池脇)と参加者を評していた。
審査は叫びの内容や声の大きさを基準に行われ、WaTのプロモーションビデオに登場する“海の家Tシャツ”を着て母親への感謝を叫んだ男子高校生が“小池賞”を受賞。賞品贈呈の際に小池からハグを求めるなど、キャストたちも大いにイベントを楽しんでいた様子だった。
イベントの最後には、観客全員が協力して、キャストの掛け声で“ホームレス”“中学生”“解散!!”をコールしながら次々と言葉が表れるマスゲームを披露。野音が『ホームレス中学生』一色になった。
イベント中は、小池と西野が互いにツッコミの応酬を繰り広げ、池脇が西野のドジっぷりを暴露するなど、劇中の兄弟さながらの仲の良さを見せていた3人。「ささいなことが大事なんだと思える作品」(小池)、「すごくあったかい映画になっています」(池脇)と作品をPRした。
同作は、逆境にくじけず生きる兄弟たちと、彼らを支える周囲の人々を描いており、小池いわく「タイトルを『成長物語』にしてもいいくらい、人の成長を描いている」とのこと。この秋一番の話題作、ぜひ劇場でその感動に浸ってほしい。
『ホームレス中学生』
10月25日(土)全国東宝系ロードショー
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