
宮沢りえ
写真家として40年以上、第一線で走り続けている操上和美氏が映画監督に初挑戦した『ゼラチンシルバーLOVE』の完成披露試写会が17日、都内で行われ、操上監督のほか、主演の宮沢りえ、永瀬正敏が舞台あいさつに登壇した。
映画は、運河を隔てた2つの部屋において、ビデオカメラで監視する男(永瀬)と監視される殺し屋の女(宮沢)の運命を描く。「ゼラチンシルバー」とは、写真を現像する銀色の物質のことで、操上監督によれば「写真を撮ることによって自分の愛が塗り込める物語」だという。
20年近く操上監督の被写体となっている宮沢は「操上さんが初めて映画を撮ると知り、内容も聞かずに『絶対出たい!』と伝えました。今までにない不思議で刺激的な現場でしたね」と笑顔でコメント。ゆで卵を食べるシーンが印象的で、「監督に『エロチックに食べろ』と言われて、自分の家でエッチに食べる練習をしました。本番では想像力を最大限に発揮して、指をなめながら食べましたね」と役作りの苦労を語った。一方、宮沢をひたすら見続けていた永瀬は「彼女にどんどん引き込まれました。ただ歩いてるだけでも色っぽくて。さすがです」と宮沢を絶賛した。
また、井上陽水が主題歌「LOVE LILA」を書き下ろしたことを発表。井上ファンの操上監督が「最後に感情移入できる、壮大ではなく印象に残る音を作ってほしい」と直々にオファー。宮沢は「セリフが少ない分、歌詞にいろんな思いが込められてますね」と感想を語った。
『ゼラチンシルバーLOVE』
2009年早春、銀座テアトルシネマほか全国ロードショー
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