
ヴィゴ・モーテンセン
スペインのベストセラー歴史小説を映画化した『アラトリステ』の公開に先立ち、主演のヴィゴ・モーテンセンが来日。1日に都内で記者会見を行った。
親日家として知られるヴィゴは「日本のファンには世界中でお会いするので、たまには私が日本に来て当然です」とファンに感謝。ヴィゴが演じるのは、権力を失いつつある17世紀のスペインで傭兵として生きる孤高の男アラトリステ。ただ勇敢なだけではなく、死んだ仲間の息子を育てる義理堅さや、愛する女性への不器用な愛をのぞかせる彼の生きざまを、全編スペイン語で熱演した。
アラトリステが引き取った息子同然のイニゴとの関係について、ヴィゴは「ふたりはとても良い関係。私と息子との関係にも似ている」とコメント。ヴィゴの息子は、アラトリステに殺されてしまうオランダ人の兵士役で出演しており、日本が好きな彼は日本語の読み書きを勉強し、日本の本をヴィゴに紹介してくれるという。「息子は剣術のレッスン本を貸してくれたよ。宮本武蔵の本も読んだ。彼の倫理や道徳、プライドはアラトリステに通じるものがあるから、日本の皆さんも共感してくれるんじゃないかな」とアピールした。
6か国語に堪能で、スペイン語も話せるアメリカ人のヴィゴだが、今作を演じるにあたり、「その地方でのイントネーションや17世紀の言葉について、文献を読んだり、想像力を働かせて演じた」と振り返り、「スペインではこれまで、自国のこの時代の歴史について、映画では語ったことがない。10年、20年経っても、スペインを代表するクラシックな作品になると思う。映像は(スペインを代表する画家)ヴェラスケスの絵画の連続のようだ」と作品の出来に自信を見せた。
『アラトリステ』
12月13日(土)より、シャンテ シネほか全国順次ロードショー
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