
撮影:antenna KENTARO SUGAWA(C)BMP
さる12月1日に1周年を迎えた「BLUE MAN GROUP IN TOKYO」。1年以上のロングランはパフォーマンスショーとしては日本初の快挙で、来場者数は25万人を突破。2年目突入後もますますクールなブルーマンの魅力をより広く伝えるべく、12日夜、スペシャル・イベント“ロックの日”が公演会場であるインボイス劇場で開催された。このイベントは6月9日(ロックの日)に続く2度目の試み。1回目はロック・アーティストのROLLYがオープニングアクトを務め、好評を博した。そして今回のゲストは、GLAYのギタリスト・HISASHI。会場にはブルーマンファンに加え、GLAYファンと思われる女性客が多数詰め掛けた。
場内は、通常の公演とはどこか違う熱気に包まれていた。ブルーマンのショーではおなじみ、モニターを使ったオープニングの客いじりでは、GLAYの代表曲『HOWEVER』にまつわるネタが流れると、フライングぎみな歓声が会場のあちこちから聞こえ、HISASHIの登場を今や遅しと待つ客席の期待感が伝わってきた。
スタートから約1時間。充実のパフォーマンスに沸くショーの中盤、待望の瞬間は唐突にやって来た。ロックのリズムに合わせて客席全体が踊る“ROCK MOVEMENT”の最中、中央の客席通路よりギターをかき鳴らしながらHISASHIが登場。すると、同時に会場は、耳をつんざく絶叫に包まれた。通路に留まって演奏する彼に触れようと、ファンが客席のあちらこちらから手を伸ばす。そんな興奮の渦と化した客席を抜けステージに上がると、ブルーマンとのロックなコラボレーションがスタート。ブルーマングループのステージでゲストが演奏するのはこれが世界初。ブルーマン&バックバンドの熱いドラミングとHISASHIのエッジの効いたギターサウンドとの異色な融合は、「この摩擦から生じるエネルギーが次なるエンタテインメントにつながると願っています」というHISASHIのコメントどおり、音楽の未知の可能性を感じさせるものだった。
ミュージック、アート、コメディなど様々な要素を含むブルーマンのパフォーマンスにおいても、音楽は最も重要な要素のひとつ。過去にはオリジナルアルバム『AUDIO』がグラミー賞のベストアルバムにノミネートされ、ロックフェス「SUMMER SONIC 07」への出演も果たすなど、音楽ファンにもその斬新なパフォーマンスで刺激を与え続けている。
ロックコンサート並みの興奮を約束する「BLUE MAN GROUP IN TOKYO」は、来年3月まで絶賛上演中。東京・インボイス劇場にて好評公演中。チケットは現在、来年3月29日(日)までの分を発売している。
取材・文:武田吏都
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