
FLOW
3月にアルバム『アイル』を発表し、4月からスタートしたロングツアー「アイル」のファイナルを9月20日に日本武道館で行うなど、2008年も大活躍したFLOW。彼らが、2008年の有終の美を飾るべく、渋谷C.C.Lemonホールで本年最後のライブを敢行した。
『FLOW THE CARNIVAL 2008“楽園祭”』と銘打たれたライブは、 なんとメンバー5人による和太鼓の演奏からスタート。意外性たっぷりの演出に満員の観客からは大歓声が巻き起こる。早くも勢いづいた彼らは『メロス』を演奏。続く『Fiesta』では観客全員がタオルぶん回し。メンバーも負けじとばかりに、よりダイナミックに『Answer』を、よりエモーショナルに『WORD OF THE VOICE』を披露していく。この日の東京はかなり気温が低かったが、会場内は別世界のごとく熱気が渦巻いていた。
FLOWは、新年明けてすぐの1月28日(水)にニューアルバム『#5(ナンバーファイブ)』をリリースするが、そこからの新曲を会場に集まってくれたファンへ一足お先にお披露目だ。KOHSHIのシャウトも炸裂のハードでゴリゴリな『HEAVENLY STARS』、バンド史上最速というヘヴィかつクールな『赤いサイレン』、友情について書かれた歌詞が乗ったメロディアスなナンバー『ANTHEM』と、どれも勢いたっぷり。KOHSHIいわく「今回のアルバムはカロリー高めです(笑)」というのも思わず納得の3曲だった。
そして「アルバム『アイル』から1回もライブでやったことのない曲をやります」というKEIGOのMCからwyolicaのazumiが登場し『陽だまり』を初披露。azumiの伸びやかな歌と5人が絶妙のアンサンブルを聴かせ、温かい空間が演出された。
ライブ終盤では、花火が炸裂しバックにスノーボードの映像が流れての『PULSE』。また『GO!!!』では、KOHSHIとKEIGOだけでなくGOT'Sも観客もジャンプしまくり、TAKEはギターを弾きながらステージを駆け回った。さらには、フィンガー5『学園天国』のカバーをスカアレンジで聴かせ、会場は2階の床が揺れるほどの大ヒートアップ。本編ラストの『Garden』では、観客同士が手をつなぐという一体感も見られた。
『ブラスター』からのアンコールも、メンバー、観客ともにテンションの高さは収まること知らず。そして「みんなへの感謝の気持ちを込めて歌います」というKEIGOの言葉から『ありがとう』が始まり、会場全体での大合唱でFLOWの2008年は幕を閉じた。
今回のライブでまさにFLOWは、メンバーと観客が一体となってのチームなんだということを再確認させられた。2009年もこの勢いのまま走り続けるに違いない。1月のアルバムリリース後には、早くも全国12か所13公演を廻る春のツアーが決定している。公式サイトでは年明けより先行予約の受付もスタートする。
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