
萬田久子、西田敏行、前田愛
マキノ雅彦監督こと俳優・津川雅彦が、北海道の人気スポットとなった旭山動物園の奇跡を映画化した『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』の完成披露チャリティー試写会が27日、都内で行われた。
上映前の舞台あいさつには、俳優の西田敏行、前田愛、萬田久子らキャストと小菅正夫旭山動物園園長、そして主題歌を手掛けた歌手の谷村新司が登壇。会場には、同作を推薦する社団法人日本動物園水族館協会の総裁を務める秋篠宮さまが、紀子さまとともに臨席されたため、登壇者たちはいつになく緊張している様子で、主人公の園長を演じた西田は「この映画には、動物たちの命の輝き、そして動物たちをもっともっと輝かせようとした人間の無限の可能性が描かれている。本当に素晴らしい役を頂いたと実感している」と神妙な面持ちでコメント。また、主題歌「夢になりたい」を作詞・作曲した谷村は、「この映画の“あなたの夢に自分たちがなりたい”というメッセージを、皆さんにも感じてもらえたらうれしい」と観客に訴えた。
マキノ監督は、肺に穴が開く「気胸」の手術で現在も入院中のため欠席。西田は、マキノ監督に向け「監督の努力が報われたと思います。この感動をそのまま、マキノ監督にお伝えします」と、一日も早い回復を願うメッセージを送った。
今回のチャリティー試写会で集まった募金は、旭山動物園の新施設の建設や修繕費、新しい動物の購入などのために設立された「あさひやま“もっと夢”基金」に寄付される。
『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』
2月7日(土)より、角川シネマ新宿ほか全国ロードショー
取材・文・撮影:吹田惠子
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