
成宮寛貴、AI、村上知子
人気作家・奥田英朗のベストセラー小説を、『下妻物語』『パコと魔法の絵本』の監督・中島哲也が脚本を手掛けて映画化した『ララピポ』の公開記念イベントが28日、都内で行われた。
この映画が映し出すのは、先行きが全く見えない現代社会をサバイバルする、とりわけ濃いキャラクターを持つ6人の人間模様。その中でも、強烈な印象を与える風俗専門スカウトマンを演じた成宮寛貴と、デブ専AV女優を演じた森三中・村上知子が劇中衣装で登場した。
昨年の電撃結婚で話題を呼んだ村上だが、それまで彼氏がいなかった村上にとって、今回最大の難関だったのがベッドシーン。そこでクランクインまでに彼氏を作ろうと決め、映画のことを相談をするうちに今のだんなさんと付き合うことになったというエピソードを披露した。だが、そのベッドシーンというのは、想像していたほどムードのあるものではなく、村上が「プロレスだと思う」と語るぐらい、かなりアクロバティックなものに仕上がっているという。
一方の成宮は、今回の役柄に最初は抵抗があったものの、「原作を読んで、これは絶対にやるべきだと思った」と振り返る。「かなり飛ばしている役なので、ステレオタイプのスカウトマンを思い描き、見た目から作っていった」という、そのなりきった姿は必見だ。
また、劇中主題歌「people in the World」を歌うAIが、シークレットゲストとして登場し、生ライブを披露。「人生いろんなことがあるけど楽しもうよ!」というAIの前向きなメッセージが詰まったディスコミュージックをアレンジしたノリのいい楽曲に、会場は大いに盛り上がった。
最後に、成宮も「勇気がなくて前に進めない人に、ぜひこの物語を届けたい。世知辛い世の中だけど、自分の人生を明るく前向きに笑い飛ばして前に進もうというこの映画を、一緒に盛り上げていってください」と観客に呼びかけた。
『ララピポ』
2月7日(土)より、渋谷シネクイント、シネ・リーブル池袋、新宿ミラノ3ほか全国ロードショー
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