
8年ぶりに渋谷スペイン坂に登場したBUCK-TICKの櫻井敦司(写真右)と今井寿(写真左)
シングルとしては14年ぶりに連続ベストテン入りを果たした『HEAVEN』『GALAXY』を収録したニュー・アルバム『memento mori』を2月18日(水)にリリースするロック・バンド、BUCK-TICK。この新作のプロモーションのため2月7日、ボーカルの櫻井敦司(42)とギターの今井寿(43)が8年ぶりに東京・渋谷のスペイン坂サテライトスタジオに現れ、TFM/JFN38局ネット「TOYOTA SOUND IN MY LIFE」の生放送に出演した。
BUCK-TICKは20年以上も不動のメンバーで独自のスタイルを貫き活動しているバンドであり、神秘的なベールに包まれている彼らの生の姿をライブ以外で見られることは滅多にない。その貴重なチャンスを逃すまいと全国から約500人のファンが押し寄せ、櫻井、今井が登場するとスペイン坂スタジオには歓声と共に黄色い悲鳴が上がった。
番組のコンセプトは前半は過去を振り返り、後半は未来について話すものだが、彼らが振り返ったのは1987年のBUCK-TICKデビュー時のこと。今井の家がたまり場になっており、当時全盛だったバンド、BOΦWYやスターリン、一風堂などを自然に聴いていたことや、櫻井はもともとドラマーだったことなど貴重なエピソードを紹介した。また、1987年の自分にひと言言うなら、という質問には「一緒に酒や飯にでも行こう。こんな風になるんじゃないぞ。逆にデビュー当時の自分が何を考えていたか聞きたい」(櫻井)。「そのままで大丈夫。でも、あんまり調子に乗ると大変な事になるぞ」(今井)と答えた。
彼らの貴重な話に耳を傾け、なかには感極まって泣き出してしまうファンもいたほど興奮状態だったスタジオ周辺だが、櫻井と今井のふたりは笑顔で手を振るなど、照れながらもファンの声援に丁寧に応えていた。また「わざわざスペイン坂まで来てくださった、ファンのみなさまにひと言御礼を申し上げます」(櫻井)。「僕は初めてのスペイン坂出演だったので、なかなか面白かったです」(今井)と、8年振りにスペイン坂に登場した感想を話した。
なおBUCK-TICKは、アルバム発売日となる2月18日(水)には都内某所にて完全招待制ライブを行うほか、4月3日(金)からは川口リリアメインホールを皮切りに、7月2日(木)NHKホール公演まで続く全国ツアーを開催。チケットは3月7日(土)一般発売となる。
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