
サンタバーバラ映画祭にて着物姿を披露した志田未来
警察による容疑者家族の保護を題材に、日本の社会が抱える現実を『踊る大捜査線』シリーズの脚本家・君塚良一が描いた話題作『誰も守ってくれない』。日本では既に高く評価されている本作が、1月22日から2月1日まで米・サンタバーバラにて開催された第24回サンタバーバラ国際映画祭でアジア作品を紹介する「EAST×WEST」部門にて上映され、君塚良一監督と、出演した志田未来が舞台あいさつを行った。
海外での映画祭は初参加となった志田は「初日のお昼に、突然スピーチをやることになって、すごく緊張しました。とりあえず(スピーチを)言えてよかったと思います」とほっとした笑顔で感想を話す。今回、英語で舞台あいさつのスピーチをした志田だが、1回目の舞台あいさつでは、緊張して涙を見せてしまったものの、2回目の舞台あいさつでは「日本語でいいよ」と言われたにもかかわらず、英語でのあいさつに挑戦して無事成功。その根性に、君塚監督から「頑固だね」と言われたという。
日本での舞台あいさつもまだまだ緊張するという志田だが、本作で演じた容疑者の妹という難役には、日本だけでなく、海外でも高く評価され、映画祭での上映後はサイン攻めにあっていた。
サンタバーバラでは、散歩や観光、買い物も楽しんだという志田。「本物の虫が入ってる飴を買って帰ったんですけど、誰も食べてくれなかった。食べてくれてもいいのに…と思いました。私の分は買ってませんけど」と楽しそうに話す様子からは、劇中で見せる熱演からは想像できない、15歳のあどけなさが垣間見られた。
本作について「自分が家族や周りの人に支えられていることに気付く作品」と語る志田。あどけなさから想像できない彼女の演技の力を、ぜひ劇場で体感してほしい。
『誰も守ってくれない』公開中
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