
「第16回 神奈川国際芸術フェスティバル」記者発表(左より・浅葉克己、辻井喬、一柳慧、山下洋輔)
オペラ、バレエ、オーケストラ、現代アートなど多彩なジャンルの芸術が集う「第16回 神奈川国際芸術フェスティバル」の制作記者発表が2月10日に都内で行われた。
横浜開港150周年、神奈川県立音楽堂の開館55周年、神奈川県民ホールの開館35周年とアニバーサリー尽くしの2009年。同フェスティバルも「明日への祝祭!」をテーマに、アニバーサリーに華を添える。
特に注目は、日本を代表する作曲家で神奈川芸術文化財団芸術総監督、一柳慧(いちやなぎ とし)の2作品だ。まず、オペラ「愛の白夜」の再演。第二次世界大戦下のリトアニア領事館で、6000人のユダヤ避難民に「命のビザ」を発行した“日本のシンドラー”杉原千畝の実話を基にした本作は、2006年初演で高い評価を受けた大作。今回は、音楽・台本とも改訂を加えた“決定版”での上演となる。
そして5月30日(土)に行われる「クラシックな休日を♪in音楽堂」では、ソリストを務める山下洋輔が一柳慧のピアノ協奏曲第4番「JAZZ」を世界初演。山下は「一柳先生の新作は世界中のピアニストが弾きたがります! こんな名誉なことはありませんからね。5月の公演が来るまで毎日が一柳音楽との向き合い。まさに至福の日々です」と世界初演の大役への期待を熱く語った。
その他、世界的チェリスト、スティーヴン・イッサーリスの室内楽、マリア・ジョアン・ピリスによるベートーヴェン、芥川賞作家の多和田葉子とジャズピアニスト・高瀬アキによる朗読・音楽・ダンスのコラボレーション、日本卓球協会評議員で福原愛とも交流の深いアートディレクター・浅葉克巳の「浅葉克巳展」など多彩な公演が予定される。
第16回 神奈川国際芸術フェスティバルは、現在改修工事中の神奈川県立音楽堂リニューアルオープン第1弾にあたる4月19日(日)の「ル・ポエム・アルモニーク」公演で開幕する。
《第16回 神奈川国際芸術フェスティバル》
ル・ポエム・アルモニーク
4/19(日) 神奈川県立音楽堂(木のホール)
スティーヴン・イッサーリス 室内楽プロジェクト2009"アニヴァーサリー!
4/25日(土)・29(水)・5/1日(金) 神奈川県民ホール 小ホール
マリア・ジョアン・ピリス(p)/パヴェル・ゴムツィアコフ(vc)
5/7(木) 神奈川県立音楽堂(木のホール)
オペラ「愛の白夜」〈改訂決定版〉
5/8(金)・10(日) 神奈川県民ホール 大ホール
クラシックな休日を♪in音楽堂~祝祭編
5/30(土) 神奈川県立音楽堂(木のホール)
松山バレエ団「シンデレラ」
6/20(土) 神奈川県民ホール 大ホール
浅葉克巳展
7/8(水)~23(木) 神奈川県民ホール ギャラリー
多和田葉子×高瀬アキ「横浜発―鏡像」
7/11日(土)・12(日) 横浜赤レンガ倉庫第1号館ホール
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