
「キサラギ」製作記者発表
3月10日晴天の空の下、東京ドームシティ内のラクーアガーデンステージにて舞台「キサラギ」の製作記者発表が行われた。登壇者は松岡充、今井ゆうぞう、佐藤智仁、中山祐一朗、今村ねずみ、演出の板垣恭一。
D級アイドル・如月ミキが謎の自殺を遂げてから1年。彼女の一周忌のために全くの初対面である5人の男達がある部屋に集まる。家元(松岡充)がネットで呼びかけ集まった、スネーク(今井ゆうぞう)、安男(佐藤智仁)、いちご娘(中山祐一朗)、オダ・ユージ(今村ねずみ)。この男達に共通していること……それは“如月ミキ”をこよなく愛しているということ。なごやかに進んでいた会合だったが、話題はいつの間にか彼女の死へと向かい、男5人の“密室推理”は思わぬ方向へ……。
ユニークなキャラクターと、先が読めないストーリーで2007年に大ヒットした映画『キサラギ』だが、これはもともと原作者である古沢良太がある劇団のために書いた舞台の脚本だった。2004年にこれが上演され、映画版を経て2009年、満を持して再び舞台で蘇る。キャストも映画版に負けない魅力的な顔ぶれが揃った。映画版では小栗旬が演じた家元役には松岡充。松岡は、舞台版ならではの魅力を「お客さんと舞台上の時間経過が同じなので、その瞬間を同じ様に共有できる。そのスリルは舞台版の醍醐味」と語る。また演出の板垣は「(舞台は)“ナマ”が一番面白がってもらえる場所。始まってから終わるまで、リアルタイムで楽しんでもらえると思う」とのこと。映画とは違い目の前で繰り広げられる“密室劇”は、緊張感がより一層パワーアップするに違いない。新しいキサラギ・ワールドに、要注目だ。
舞台版「キサラギ」は4月9日(木)から19日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターで上演され、地方10都市13公演を経て、5月16日(土)に追加公演を東京ドームシティ シアターGロッソにて行う。チケットは追加公演分が3月20日(金)に一般発売開始、その他は発売中。
尚、@電子チケットぴあでは、東京追加公演の先行抽選販売「プレリザーブ」の申込みを3月14日(土)11:00から17日(火)11:00まで受け付ける。
取材・文:行徳奈歩
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