
地球ゴージャスプロデュース公演Vol.10 「星の大地に降る涙」 制作発表より
岸谷五朗と寺脇康文による演劇ユニット・地球ゴージャスの最新作「星の大地に降る涙」の製作発表が16日、都内で行われ、主宰のふたりのほか、俳優の三浦春馬、木村佳乃、TEAM NACSの音尾琢真らが登壇した。
地球ゴージャスの舞台といえば、歌、踊り、ギャグの中にメッセージ性を盛り込んだ華やかなエンタテインメント。最新作はユニット結成15周年、10作目と節目の作品となる。度重なる戦により血と涙で大地が濡れた時代。戦いに敗れ記憶を無くした日本人青年(三浦)が、流れ着いた島で名も無き民と神の子を宿した女性(木村)と出会うが、彼の記憶が戻ると、そこには悲劇が待っていた……という歴史ファンタジーだ。
今回の注目はやはり、映画やドラマで話題作の続く三浦春馬。寺脇に「17歳なのに、(表情が落ち着いていて)先輩みたい!」と言わしめた三浦には、初舞台のプレッシャーが全く感じられない。「(地球ゴージャスは)鮮やかな舞台なんですね。その舞台に出られるなんて希望しか見えない!」と語る彼は、『クラウディア』(2004・2005年)から観続けている地球ゴージャスのファン。既に舞台のために殺陣と発声の下準備に入っているとのことで、EXILE提供の主題歌「愛すべき未来へ」を歌うことが決まっても臆することがない。「(歌もダンスも一所懸命練習して)新しいEXILEのメンバーになろうかなぁ」と意気込みをみせるほど。同じく登壇していたEXILEのHIROも三浦のEXILE加入宣言に「それはもう、大歓迎で!」と返し、会場は笑いに包まれた。
もうひとつ会場を沸かせたのは、初舞台となる三浦への共演者のアドバイス。作・演出、岸谷の「演出家の言うことを聞くこと(笑)!」を皮切りに、音尾の「セリフはみんな間違えるから!」、三浦と絡みの多いヒロインの木村による「私、変な(セリフの)間違いをするから、まず私に気をつけて!!」など、軒並み忠告と言えない忠告に三浦もやや困惑気味。最後に寺脇が「舞台の役者はお客さんからどう見られているか? という意識を常に持って」と真面目にアドバイスをすると、岸谷が三浦の声色で「そんなのわかってるよ!」とツッこむなど、演劇界の“相棒”同士による丁々発止のやりとりに、笑いが巻き起こった。
才気とやる気に満ちた三浦らを迎えた注目の本作は、6月20日(土)から7月26日(日)に東京・赤坂ACTシアター、7月30日(木)から8月3日(月)に北海道・道新ホール、8月7日(金)から17日(月)に大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演される。東京公演のチケットは3月28日(土)、北海道・大阪公演は4月25日(土)に一般発売開始。尚、@電子チケットぴあでは、先行抽選販売「プレリザーブ」の申込みを、東京公演は3月23日(月)11:00、大阪公演は3月18日(水)11:00まで受付中。
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