
キム・ギュドン監督、チュ・ジフン、鎧塚俊彦 撮影:イシイノブミ
よしながふみ原作の人気漫画『西洋骨董菓子店』が、昨年11月に韓国で映画化。日本公開の4月18日(土)に先駆けて、映画初主演となったチュ・ジフンとミン・ギュドン監督が来日し、3月30日に都内でジャパン・プレミアを開催した。
映画『アンティーク ~西洋骨董菓子店~』は、小さな町にひっそりとたたずむ洋菓子店を舞台にした物語。作品中には、約3000ピースものケーキが登場する。ミン監督は、「照明があたるだけで崩れてしまったり、チュ・ジフンさんの準備が整った時にケーキの準備ができていなかったり、申し訳なかったです」と撮影の苦労を語った。チュ・ジフンは、「夢の中で生クリームの海に溺れるシーンがあって、すごく苦労して撮ったのに本編ではカットされた」と明かし、ミン監督が「ジフンさん、ゴメンなさい」と切り替えす場面もあり、会場からは笑いがこぼれた。
日本を代表するパティシエ、鎧塚俊彦がこの日のために特別な“ガトー・オペラ”というケーキを制作して駆けつけ、「料理は映画やドラマになったりはしていますが、パティシエが主になる映画というのはなかなかなかったので本当に嬉しいです」と映画の感想を述べた。ケーキを試食したミン監督は「ホントウニオイシイデス」と日本語で絶賛した。続いて、チュ・ジフンがケーキを食べようとすると、「彼はケーキを今ここでは食べられないんです」とミン監督が制止。その答えは劇中にあり、チュ・ジフンはケーキを目前にして役柄を通すことになった。
また、チュ・ジフンの次の主演映画『キッチン~3人のレシピ』も5月30日(土)よりシネカノン有楽町2丁目、ヒューマントラストシネマ文化村通りほかで全国順次公開が決定しており、翌日の3月31日(木)にはこちらの映画の記者会見も都内ホテルで行なわれ、チュ・ジフンも出席している。
『アンティーク ~西洋骨董菓子店~』
4月18日(土)より 恵比寿ガーデンシネマ、シネカノン有楽町1丁目ほか全国順次公開
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