四季「アンデルセン」を、デンマーク・ロイヤル・バレエ団のソリストが観劇！ 2009/4/16 14:11配信

デンマーク・ロイヤル・バレエ団のソリスト、クリスティーナ・ミシャネックとセバスティアン・クロボーが4月15日、劇団四季のミュージカル「アンデルセン」を観劇に訪れた。

「アンデルセン」は、『人魚姫』や『みにくいアヒルの子』など全世界で愛されている物語を生み出した童話作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの青春時代を描いた作品。童話と華麗なバレエシーンが織り込まれたファンタジックな舞台で、劇中で青年ハンスは、デンマーク・ロイヤル・バレエ団のプリマ・バレリーナ、マダム・ドーロに恋をする。また、マダム・ドーロの夫ニールスのモデルと言われているオーギュスト・ブルノンヴィル振付作品『ナポリ』を、デンマーク・ロイヤル・バレエ団が5月の来日公演で上演する縁で、今回の観劇が実現した。

観劇後行われた会見で、セバスティアン・クロボーは「自分の国がこのような題材になっていることが、少し変な感じがしますが光栄に思います」、クリスティーナ・ミシャネックは「皆さんが、バレエから何から、様々なダンススタイルを体得していて素晴らしく、感動しました」とコメント。その言葉をうけて、この日の舞台でアンデルセン役を演じた味方隆司が「いつもよりちょっと……どころではなく、いっぱい緊張しましたが、私たちはデンマークという国に思いを寄せながら毎日演じています。少しでもご自分たちのお国のように見えたのなら嬉しい」と話すと、ふたりは「もちろんそのように見えました！」と笑顔で答えていた。 また、この日はデンマーク大使夫人エヴァ・フィッシャー・メルビンも観劇。「細部までこだわりのあるパフォーマンスで、ユーモアもあり、大変楽しい作品でした。素晴らしい午後をありがとう」と語った。

四季「アンデルセン」は、5月30日(土)まで東京・四季劇場[秋]で上演。また、デンマーク・ロイヤル・バレエ団の来日公演は、5月15日(金)から17日(日)に『ナポリ 全3幕』を、5月22日(金)から24日(日)まで『ロミオとジュリエット 全3幕』を東京文化会館にて上演。その後、5月30日(土)に『ロミオとジュリエット 全3幕』、5月31日(日)に『ナポリ 全3幕』を兵庫県立芸術文化センターで上演する。チケットはともに現在発売中。クリスティーナ・ミシャネックとセバスティアン・クロボーは、『ロミオとジュリエット』(5/22・24公演)で、ジュリエットとロミオを踊る。