
『THE CODE/暗号』のプレミア試写会に出席した尾上菊之助と稲森いずみ
『私立探偵 濱マイク』シリーズの林海象監督が手掛ける『探偵事務所5』シリーズ劇場版最新作『THE CODE/暗号』が完成。主演の尾上菊之助、稲森いずみ、宍戸錠、松方弘樹らが登場したイベント試写会が21日、都内で開催された。
『探偵事務所5』は、林監督のライフワークとしても知られ、“100人の探偵の100通りの物語”をコンセプトに、ネットドラマ、映画、コミックなど、さまざまなメディアで展開されている人気シリーズ。今回の劇場版では、尾上扮する暗号解読の天才“探偵507”が、旧日本軍の残した財宝の在りかを記した暗号に挑んだことから、巨大な悪と陰謀に巻き込まれていくというストーリーが描かれる。
イベントは、宍戸と松方による壮絶な銃の打ち合いからスタート。日活・東宝のアクション黄金期に活躍した大スターたちの、年齢を感じさせない俊敏な銃さばきとアクションの迫力に、観客からは感嘆の声が上がった。
現代アクション劇は初挑戦となる尾上が「素晴らしいキャストとともに、映画作りに参加できて幸せです」とその充実感を語ると、林監督から「御大ふたりのアクションの後、舞台袖でボソっと『出にくい…』って」と尾上がボヤいていたことを暴露され、会場が笑いに包まれる場面も。マフィアに追われる上海の歌姫を演じ、林監督とは1997年の『キャッツ・アイ』以来12年ぶりにタッグを組んだ稲森は、「今までにない役。悪女をやってみたかったので気持ちよかった」と感想を語り、役作りのために中国語のレッスンを重ね、劇中では歌声を披露したこともアピールした。
また、探偵事務所の所長役で“エースのジョー”こと宍戸は、ガンアクションのリハーサル中に近所の住人から拍手喝采を受けたそうで、「映画好きは世界中にいるんだと思って、うれしかったね」と、上海ロケの思い出を披露。暗号の謎を握る、稲森の父親役の松方は「ミステリアスでアクションのある映画に仕上がっている。楽しんでください」と作品の完成度に太鼓判を押し、林監督も「日本映画の黄金期に迫れた。いい意味で昔の映画にできたと思う」と自信を見せた。
『THE CODE/暗号』
5月9日(土)より、全国ロードショー
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