
南こうせつ、宮沢和史
南こうせつを中心に、世代やジャンルを超えたアーティストが集って歌い、地球環境を考えるイベント「NATURAL Songs~うたを歌おう! みどりをふやそう!」。昨年スタートしたこのイベントが、6月5日(金)・福島県文化センターを皮切りに全国7か所で開催される。南こうせつ、ムッシュかまやつが全公演に出演し、ほかに2組のアーティストが会場ごとに参加する。5月某日には、6月11日(木)・千葉県文化会館に参加する宮沢和史と、ホスト・南こうせつの対談が実現し、公演に向けた意気込みをきかせてくれた。
南こうせつは、「去年初めてコンサートをやって、いろんなアーティストにギター1本持って参加していただいて。何が一番よかったかというと、歌ってる人がみんな幸せになったこと。歌ってる人が幸せにならないと、幸せは広がっていかないから。大不況で世界中行き詰って、イケイケで右肩上がりでモノを増やすとかステイタスを自分のまわりに置くことに邁進してたものにストップがかかった。もっと気軽にラクに生きて無意識の中にひょっとしたら幸せがあるのかも知れない。そんな中で『NATURAL Songs』で“みどりをふやそう”って自然に目を向けることが無意識を開眼させることだから、楽しく歌えば無意識が目覚めていくんじゃないかなって思っています」とイベントへの思いを語った。
宮沢和史は、「美しい日本の列島に、美しい日本の“木”があって。フォークやニューミュージック、ロックって、実はそんなに時間が経ってなくて、どんどんその“木”は育っていると思うんですけど。僕らは子供の頃、そういう“木”に憧れて、“木”を見ながら、あんな風になりたいと思って聴いていました。僕はデビューして今年で20周年なんですけど、20年経って、今こうして声をかけていただいて、その“木”の葉っぱの一枚か、枝の一本なのか分かりませんが、参加させていただくことによって、僕が子供の頃から憧れていた先輩方に混ざって“大木”の一部になれるという喜びは何事にも代え難いです」とイベント参加への喜びを話した。
ライブ当日はそれぞれのソロ・ステージに加えて、かぐや姫の名曲『加茂の流れに』や、宮沢が初めて聴いたとき衝撃を受けたという『夢一夜』のセッションも実現するかもと、その後もふたりの話は盛り上がった。実は宮沢がデビューして間もない頃、こうせつが宮沢に「一緒に演ろうね」と声をかけたことがあるそうで、対談後に宮沢が「ついにその時が来た、という思い」とつぶやいて会場を去ったのが印象的だった。
本イベントは、チケットやコンサート・グッズの売り上げの一部が環境保全運動に寄付され、大好きな音楽を楽しむことで環境保護に参加できる。公演はこのほかに6月28日(日)・京都会館 第1ホール、7月3日(金)・長岡市立劇場、7月5日(日)・四日市市文化会館、7月10日(金)・下関市民会館、7月11日(土)・佐賀市文化会館で予定されている。
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