
THE BOOM photo:堀田芳香
今年デビュー20周年を迎えたTHE BOOMが、5月30日東京・日比谷野外音楽堂で「20th Anniversary WE ARE THE BOOM!」と題したライブを敢行した。
あいにく今にも雨が降り出しそうな雲行きだったが、会場はこの日を待ちわびたファンで埋め尽くされた。新曲『All of Everything』で幕を開け、3曲目の懐かしいナンバー『おりこうさん』では、ボーカル・宮沢和史が「愛し合ってるかい?」と呼びかけ、『上を向いて歩こう』に展開するなど、同会場をホームグラウンドにしていたRCサクセション・忌野清志郎へ捧げる想いがあふれていた。メドレーは続き『津軽海峡・冬景色』を情感たっぷりに歌い上げてユニークな一面をみせる。その後も『帰ろうかな』『からたち野道』などお馴染みの曲を惜しげもなく披露した。メンバー4人のMCを挟んで『星のラブレター』。さらには『berangkat-ブランカ-』『神様の宝石でできた島』『風になりたい』など、ファンと一緒に歌うことで20年の軌跡をかみ締めるかのような表情を浮かべる宮沢。リリース前の新曲『My Sweet Home』で本編を終了した。
アンコールは『島唄』『君はTVっ子』『不思議なパワー』と、THE BOOMの原点となる名曲を演奏。「これまで一緒に歩いてくれてありがとう」と語った宮沢はそこで声を詰まらせ、「これからも一緒に歩いてください」とファンに感謝の気持ちを届けた。鳴り止まないアンコールに応えて再び姿を現した4人は『夢から醒めて』で2時間半にわたるステージを締めくくった。
新たなスタートラインに立った彼らは、7月9日(木)から「THE BOOM 20th Anniversary Live Tour 2009 My Sweet Home」を開催。10月までのスケジュールが決定している。また、現在、この日の公演の模様を収めた「ぴあメモリアルカード」も絶賛受付中だ。
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