「負ければ大晦日はない」。魔裟斗、川尻達也戦へ不退転の決意表明 2009/6/10 15:51配信

7月13日(月)に開催される『K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL 8』でスーパーファイト(3分3R延長1RのK-1ルール)に出場する魔裟斗の対戦相手が総合格闘家・川尻達也に決定し、10日、赤坂サカスでファンを前に両者が試合への意気込みを語った。会見には魔裟斗、川尻達也、谷川貞治K-1イベントプロデューサーが出席した。

DREAMから殴り込みをかける川尻は、「一格闘家として、魔裟斗選手と戦えることに興奮している」と、一見謙虚に話したものの、「『何で(相手が)川尻なの』と思う人も多いだろうけど、半年前の『Dynamite!!』(武田幸三と対戦したとき)と周りの反応は一緒。もちろんK-1ルールなので力量に差があるだろうが、それでも前に出るつもり。それに僕の拳にはMMA(総合格闘技)、DREAMファンの想いが詰まっている。それを全部ぶつけたい」とK-1王者の魔裟斗に打ち合いを宣言した。

それに対し、魔裟斗は「本当に打ち合ってくれるの？ 3分間持つ？」と川尻を挑発。すると川尻も「どちらが勝つにせよ、3分もかからないはず」と応酬し、魔裟斗が「MMA選手とやるときはいつもケンカ」と話したことを引き合いに出して「その割に(魔裟斗の試合)はいつも判定なので今回こそは勝っても負けてもKOで終わらせたい(笑)」とやり返した。

この試合を含め年内2試合で引退する魔裟斗は、気合の証拠として丸坊主で会見に臨み、「今すぐにでも試合ができる」と気合十分。「今はとにかく厳しい練習をしているし、本当にパワーがついている。(練習の)ストレスを全部川尻にぶつける」と自信を示せば、「ラスト2試合と言っても、負けたら終わりなぐらいの気持ち。俺の性格上、今回勝たないと大晦日(Dynamite!!)の試合もないと思うし、相当覚悟してやる」と、負ければ大晦日の試合が消滅する可能性すら示唆した。これには谷川イベントプロデューサーも「初めて聞いたのでビックリした。でも魔裟斗選手らしい。この試合に負けてしまったらK-1 MAXのチャンピオンとはさせられない」と語った。

なお、『K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL 8』のチケットは好評発売中。

【日程】7月13日(月)　日本武道館
＜　スーパーファイト K-1ルール　＞
★ 魔裟斗×川尻達也
＜　FINAL8 K-1ルール　＞
★ ドラゴ×山本優弥
★ ジョルジオ・ペトロシアン×アルバート・クラウス
★ アルトゥール・キシェンコ×アンディ・サワー
★ ニキー"ザ・ナチュラル"ホルツケン×ブアカーオ・ポー.プラムック