
左から加護亜依、ムーディ勝山
人生のどん底からはい上がるレスラーの生き様をミッキー・ロークが見事に演じ、今年のアカデミー賞で主演男優賞にノミネートされた映画『レスラー』。本作のPRイベントが、10日に都内で行われ、元モーニング娘。の加護亜依と、お笑い芸人のムーディ勝山が、“がけっぷち芸能人”として登場した。
芸能界復帰をあきらめたことがあるという加護は、「多くの選択肢があるのに、最後に再びレスラーの道を選んだロークに共感」とコメント。ムーディも「ローク自身の人生に共感できる」と語った。またがけっぷちのエピソードを聞かれ、加護は「生まれた時、心臓に穴が開いていて16分間呼吸が停止した」と驚きの発言。ムーディは「彼女に仕事があると嘘をついて公園でハトと過ごす日々」と赤裸々に告白した。
ロークが仲間レスラーの試合を蚊帳の外から眺めるという劇中シーンについて、加護は「謹慎中にモーニング娘。のコンサートを見に行った時のつらい体験と重ね合わせ、涙をにじませた」という。ムーディは「先輩芸人から右肩下がりだと言われるが、実際は両肩脱臼です」と苦笑い。「最近はイメチェンをはかってひげを剃ったが、街では誰にも気づかれず、今だつらい日々からはい上がれていない」と語るも、がけっぷちをテーマに1曲披露し、場内を和ませた。
最後に映画の見どころについて、「本当に面白い作品で、エンドロールの最後まで見入ってしまいました。ロークは、生き様が本当にかっこよかった。つまらないことしか言えず申し訳ないです…」とムーディ。加護は「人生に迷っている人や、今がけっぷちにいる人に見てもらいたい。女性が見ても共感できる作品だと思います」と笑顔で答えた。
『レスラー』
6月13日(土)より、シネマライズ、TOHOシネマズ シャンテ、シネ・リーブル池袋ほか 全国ロードショー
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