小雪が“何か”を出す？　単独初主演作『わたし出すわ』が完成 2009/7/23 昼12:00配信

『失楽園』や『サウスバウンド』など、次々と話題作を発表し続ける森田芳光監督が、13年ぶりにオリジナル作品に挑んだ映画『わたし出すわ』の完成披露試写会が22日、都内で行われ、主演の小雪、黒谷友香、小池栄子、小澤征悦、井坂俊哉、山中崇と、森田監督が登壇した。

『わたし出すわ』は、莫大な財産を手にして故郷に戻ってきた主人公・摩耶（小雪）が、同窓会で再会した旧友たちの夢や計画に「わたし出すわ」と大金を差し出すことから始まる物語。

『わたし出すわ』という少し風変わりなタイトルに、小雪は「タイトルのストレートさに最初は戸惑いも覚えましたが、撮り終えた後は『このタイトルでふさわしいんだ』と思いました」とコメント。山中は「最初にタイトルを聞いたとき、多分“ポロリ”があるんじゃないかと思った」と会場の笑いを誘い、小澤も「『小雪さんが何を出すのかな』と思った」と笑顔で語った。

タイトルを命名した森田監督は「自分が人に何かをする、何かを出すことによって、相手が成長することがある。『わたし出すわ』というタイトルで、“何かを出す時に躊躇（ちゅうちょ）しない”感じを出したかった」と説明。小雪も「“お金を出す”という行為を通じて、人が幸せになったり、何かを考えるきっかけになったりと、いろんなメッセージが感じられる映画に仕上がっていると思います」と作品をPRした。

『わたし出すわ』
10月31日（土）より、恵比寿ガーデンシネマ、新宿バルト9ほか全国ロードショー