
初日舞台あいさつに登壇した(左から)細田守監督、桜庭ななみ、神木隆之介、富司純子
アニメ映画『サマーウォーズ』の初日舞台あいさつが1日、都内で行われ、声優を務めた神木隆之介、桜庭ななみ、富司純子、そして細田守監督が出席した。
映画は、あこがれの先輩・夏希(桜庭)に恋人代行のアルバイトを頼まれ、長野にある彼女の祖母の家に訪れた高校生・健二(神木)が、夏希の一族とともに仮想空間での事件が引き起こした世界の危機に立ち向かうストーリー。アニメ映画版『時をかける少女』のスタッフが再結集して製作された。
これまで何度も声優を経験している神木は、今回のアフレコを振り返り「食卓のシーンなど、(夏希の一族を演じる)30人の出演者たちが一斉に集まって一気に録りました。現場のあったかい空気が、この映画を通じて伝わると思います。(映画を見終わったら)皆さんでご飯を食べながら、映画のことを話してほしい」とコメント。声優初挑戦の桜庭は「夏希という大切な女の子の声を担当できて本当に幸せです。そして今日、こんなにたくさんのお客さんが集まってくれて幸せが2倍になりました。家族への感謝に気付かされる作品です。私もこの映画を見て、思わず故郷の鹿児島に電話しました」と笑顔で語った。
構想から3年を経て映画を完成させた細田監督は、「ようやく皆さんにお見せすることができました。明るい映画なので、現場も笑顔が絶えることがありませんでした。この瞬間を皆さんと共有できて幸せです」と感無量の様子。同作は、8月5日からスイスで開催されるロカルノ国際映画祭のコンペティション部門に日本アニメとして初出品されることが決定し、「日本の田舎の物語を、海外でどう受け止めてもらえるかが楽しみ」と話した。
『サマーウォーズ』
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