
「このキャラを心に焼き付けてほしくて」と劇中衣装で登場した松本人志
ダウンタウンの松本人志が監督・主演を務めた映画『しんぼる』の超プレミア試写会が27日、都内で行われ、松本が舞台あいさつに登場した。
劇中同様、奇妙な水玉のパジャマにおかっぱのかつらをかぶって登場した松本は、「お笑いのカリスマ、松本です」と笑みを浮かべながらあいさつ。衣装について「別に僕はスベったと思ってません。本人いたって華がないものですから、(衣装だけでも)ポップな感じにしようと。8400円で売ってますんで、もしよかったら」と話し、観客の笑いを誘った。
『大日本人』に続いて約2年ぶりの監督・主演作となる同作は、松本扮する男が密室から必死に脱出を試みる物語。一般の観客にお披露目するのはこの日が初めてで、「内容は『おくりびと』と一緒。キャストは『ROOKIES』のメンバー。めちゃくちゃ(客が)入りますよ~。本当は(主演を)小栗旬君にやってもらいたかった」とボケをかましながらも、「ほとんど僕しか出てないんで、僕が好きじゃない人にはつらいかも。ニュートラルな感じで見てほしい」と事前情報なしに鑑賞することを勧めた。
また同作は、カナダのトロント国際映画祭(9月10日~19日)と韓国の釜山国際映画祭(10月8日~16日)に出品されることが決定。釜山国際映画祭はガラ・プレゼンテーション部門での出品となり、同部門で日本人監督の作品が上映されるのは初めて。司会者が出品を発表すると「すみません、考え事をしてたんで」と聞いてないフリをしてとぼけるが、同映画祭からの「“映画たるものは映像で伝えるものだ”という表現の力を感じさせてくれる」とのコメントを聞くと、「僕のやりたい意図は伝わってる」と満足そうな表情を浮かべた。現地入りは未定で「僕、向こう(海外に)行くんですか? ちょうどそのころ“これ”が出てくる時期で、微妙なんですけど」とお腹の膨らむジェスチャーで、妻の出産間近をアピール。最後には「僕の独身最後の作品なので、楽しんでください」と観客に呼びかけていた。
『しんぼる』
9月12日(土)全国ロードショー
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