
RAIN、さいたまスーパーアリーナのステージ写真 撮影:J.TUNE
韓国出身の歌手、RAINが、8月29、30日の2日間にわたり、さいたまスーパーアリーナで「LEGEND OF RAINISM 2009 RAIN ASIA TOUR IN JAPAN」と題したコンサートを開催した。約2年3か月ぶりとなる来日公演に加えて、アジア・ツアーの初日公演ということもあり、コンサートの内容に注目が集まった。
これまでのコンサートでは、その恵まれた体型を活かしたパワフルなダンス、それに見合った派手なステージングを見せてきたRAINだが、今回の公演では“シンプル”をコンセプトにしたライブを披露した。ステージ上段には11名のバンド・メンバーが並び、おしゃれなクラブを思わせる作り。オープニング曲から生バンドならではの熱い演奏をアリーナに響かせ、スモークの中から登場したRAINは、声を発することなくステージから会場全体をゆっくりと見回すだけ。自信と迫力がみなぎるその様子に歓声が上がった。『MY WAY』からスタートし、3曲目の『IT'S RAINING』では、曲の冒頭でマイケル・ジャクソンの『ビリー・ジーン』が演奏され、マイケルのごとく黒いハットをかぶりRAINが踊る場面も。これには拍手喝采が沸きあがった。
「みなさん! こんにちは! お久しぶりです。2年ぶりにまたコンサートをしますね、本当に会いたかったです」と挨拶。短いMCをはさんで、バラードやメローなR&B、アコースティック・アレンジでバンドに寄り添いながら歌うなど、ほとんどの楽曲がバンド・サウンドにアレンジされており、また新しい振り付けも見られるなど、このツアーのためにしっかりとした準備がなされてきたことが伝わってきた。もちろん、激しいダンスや、専売特許ともいえるタンクトップを破り脱ぐパフォーマンスもあり、ファンのハートをがっちり掴んだ。アンコールを3曲歌った後は、DJのプレイにあわせて、RAINもダンサーもクラブで踊るようにラフに盛り上がり、RAINは客席に降りてファンとの一体感を味わった。
この2年近く、歌手としてよりも俳優として脚光を浴びることが多かったRAIN。ハリウッドの大作映画進出も果たした彼だが、パフォーマーとして成長するための努力も惜しまなく続けていたことを証明するかのような全25曲だった。楽曲は見事なアレンジで隙間なく演奏され、RAINは休むことなく、ひとりで2時間以上を歌って踊りきった。シンプルな演出だけに、ハスキーな歌声、豊かな声量と表現力、ダンサーならではのリズム感の良さなど、シンガーとしての力量が目立ち、息を呑むほど柔軟でセクシーに、時には力の限りパワフルで男らしく、ダンサーとしてのレベルの高さが露呈したライブだった。なお、30日のライブの模様は、10月17日(土)20時からTBSチャンネルにて放送される予定。
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