
坂本龍一(左)、ドミニク・ベッシュ代表取締役社長(右)
創立100周年を迎えるアウディ ジャパンがスポンサリングする、坂本龍一のヨーロッパツアー「Ryuichi Sakamoto Playing the Piano Europe 2009」の記者会見が9月8日、アウディ フォーラム東京にて行われ、坂本龍一とドミニク・ベッシュ代表取締役社長が登壇した。
「Ryuichi Sakamoto Playing the Piano Europe 2009」は10月7日(水)のドイツ・ベルリン公演を皮切りに12月2日(水)のイギリス・エディンバラまでの2か月間、ドイツ、ベルギー、イタリア、フランス、スペイン、イギリスの6か国全28公演行う予定。
ヨーロッパ単独ツアーが9年ぶりだという坂本は、「プレーヤーは僕ひとりなんですが、ステージ上にピアノを2台置いて、僕はひとつのピアノを弾いて、もう1台はあらかじめ僕が弾いておいたデータを演奏させて、僕ひとりによるデュエットのような部分が3分の1くらいある」とみどころを語った。
その後、「アウディ 100周年 ~100歳の夢を叶える~」プロジェクトの会見も合わせて行われた。これは、アウディがこの世に誕生してから100年間、同じ時間を共有し、今日の世界を形作ってきた100歳の人々と100周年を祝うというもの。ステージには、100歳の舘岡寿美子さんと103歳のしょう地三郎さんが登壇。舘岡さんが「退屈でしょうがない時に弾く」と話す琴の映像を公開すると、再登壇した坂本は「すばらしい。グルーヴがいいよね。リズム感が大変いい」と大絶賛。「僕も100歳まで弾けるかな…? 無理かな? でも、目標ですね」と語った。イベント最後にはしょう地さんが、「こういうめでたい席では、九州では黒田節を踊る。お祝いに差し上げます」と103歳とは思えない見事な黒田節を披露し、坂本を驚かせた。
プロジェクト集大成として写真家・小野庄一氏の作品が展示される「アウディ 100周年 ~100歳の夢を叶える~」写真展は、敬老の日である9月21日(月・祝)から29日(火)まで同所にて開催される。本展では、このプロジェクトに賛同した坂本自らがセレクトした楽曲が、自動演奏ピアノにて流れる。
※しょう地さんの「しょう」は「日」の下に「舛」
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