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世界5都市を席巻中のピアニスト、ティル・フェルナーが語るベートーヴェンの魅力! 2009/10/8 18:00配信

ティル・フェルナー (c)藤本史昭

ティル・フェルナー (c)藤本史昭

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2008年からトッパンホール(東京)をはじめ、ウィーン、ロンドン、パリ、ニューヨークの世界5都市で「ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全曲演奏会」を展開しているピアニスト、ティル・フェルナー。全曲演奏会の後半スタートを目前に控えた10月7日、大阪音楽大学学長・中村孝義との対談トークイベント「ベートーヴェンのピアノ・ソナタの魅力を弾き、語る!」をトッパンホールで開催した。

ティル・フェルナーは、1972年ウィーン生まれのピアニスト。地元ウィーンで開催されるコンサートは毎回満員と、次代のウィーンのピアノ界を担う逸材として人気を集めている。

ベートーヴェンのピアノ・ソナタ(全32曲)は、音楽史の“新約聖書”と称される傑作。ピアニストにとって避けて通れないバイブルについて、ティル・フェルナーは「ベートーヴェンのピアノ・ソナタは、彼が生きた当時から既に聴衆から難しい曲として考えられていました。特に、第29番『ハンマークラヴィア』以降はその傾向が強いです。彼自身は作品を非常に気に入っていたのですが、コンサートで頻繁に演奏されるまで何と半世紀以上もかかりました。理由は、全4楽章・演奏時間約45分の作品を通した超大なコンセプトにあると思います。これはベートーヴェンの作品全般に言えるのですが、一音一音を疎かにしない集中力と全体を見通す展望力―その両方が演奏家にとって必要不可欠なのです」と、その壮大さを評した。

また、ピアノ・ソナタ全曲演奏会については「繊細さや詩的な感性など、見逃されがちなベートーヴェンの人間味あふれる部分を描けるのが大きな魅力。一般的には英雄イメージが強いベートーヴェンですが、全曲演奏を通して、内的で詩情に満ちたところも感じて欲しいです」と抱負を語った。

イベント終盤はファンからの質問コーナー。師で世界的ピアニスト、アルフレッド・ブレンデルとのエピソードやピアノ・ソナタ以外のベートーヴェンのピアノ曲についてなど様々な質問や、全曲演奏のライブ録音盤を望む熱烈なリクエストも飛び出した。

最後は、10月10日(土)公演のプログラムでもあるピアノ・ソナタ第27番から第2楽章を披露。非常に詩的で叙情あふれる演奏で、約2時間のイベントを鮮やかに締め括った。

トッパンホールで展開中のティル・フェルナー「ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全曲演奏会」は、次回10月10日(土)を含む、残り4公演を開催。

《ティル・フェルナー ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全曲演奏会》
会場:トッパンホール
2009年10月10日(土) 第25番、第24番、第15番「田園」、第27番、第4番
2009年12月19日(土) 第12番、第13番、第14番「月光」、第22番、第21番「ワルトシュタイン」
2010年4月24日(土) 第9番、第10番、第8番「悲愴」、第11番、第26番「告別」
2010年10月24日(日) 第30番、第31番、第32番

  • ティル・フェルナー (c)藤本史昭
  • ティル・フェルナー (c)藤本史昭
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