
「ギネス世界記録認定証」を授与された杉山愛
先月3日に現役を引退した元・プロテニスプレイヤーの杉山愛が、15日、有明コロシアムにて開催された「ニッケ全日本テニス選手権84th」の最終日に招かれ、「日本テニス協会特別表彰」と、杉山のグランドスラム62大会連続シングルス出場「ギネス世界記録認定証」のダブル授与が行われた。
授与式は、決勝戦開始前に行われた。大勢の観客の前で、杉山が登場すると、コートサイドからは大きな拍手と祝福の歓声が上がった。まず、財団法人日本テニス協会会長 盛田正明(もりたまさあき)が、杉山の功績をたたえ「日本テニス協会特別表彰」の盾を授与。続いて、ギネス・ワールド・レコーズ社の公式認定員 小川エリカより「ギネス世界記録認定証」の授与が行われた。会場には、親交の深い同期の吉田友佳、佐伯美穂も祝福に駆けつけ、花束を贈って祝福した。3人が抱き合って杉山の健闘を祝福すると、会場からは一番の拍手が送られた。
杉山は「まずはじめに、天皇陛下のご在位20年を記念した大会で、わたくしにもこのような素敵な場を設けていただきまして本当にありがとうございます。そして今日、グランドスラム62回連続出場記録が世界的にも認められ、とても光栄に思っています」と挨拶。「(プロテニスプレイヤーとしての人生が)スタートした時点では、62回連続出場を目標にすることはありませんでした。日々の練習やトレーニング、1つの大会ごとに自分のベストを尽くしてやってきた結果が、62回という数字に結びついたんじゃないかなと思っています。それもやはり、家族をはじめ、チーム愛のみんな、そして良い時も悪い時も常に応援してくださった、たくさんのファンの方の力が、私をここまで押し上げてくれたんだなと思っています。本当に皆さんありがとうございました」と、ファンへの感謝を述べると、会場からは大きな拍手が起こった。
引退後の生活については、「まだ、選手生活を引退して1か月しか経っていないんですが、色々なことにチャレンジしています。日本でのこのような生活をするということ自体が新鮮です。これからはテニスだけはなく、色々なことにチャレンジして、楽しくがんばっていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いいたします」と述べ、充実した毎日を報告した。
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