
パク・ヨンハ 撮影:イシイノブミ
日本では歌手、俳優として活躍する韓流スターのパク・ヨンハが11月18日、神奈川・ラゾーナ川崎にてシングル『最愛のひと』のリリース・イベントを行った。会場には朝早くからファンが詰めかけ、1万人が集結。本人の登場に大歓声が沸き起こり、人気の高さを窺わせた。
屋外でのイベントは久しぶりという彼は、「皆さん寒くないですか? たくさん来ていただいて本当にありがとうございます」と日本語であいさつ。この日発売となった通算8枚目のシングルについて、「最初は難しい曲なのかなと思っていたんですけど、聞いているうちにメロディにとても切ない印象があって、いい曲だなと思うようになりました」と語った。また、思い入れのあるフレーズを聞かれると、「“言葉では愛情を表現できない”というサビの部分が一番気に入って、心に響きました」と答えた。
この曲は全国フジテレビ系列で毎週月曜から金曜まで放送中のドラマ『Xmasの奇蹟』の主題歌となっており、11月17日・18日にはパク・ヨンハ本人役としてドラマ出演を果たした。日本では『東京湾景~Destiny of Love~ 』(2004年放送)以来、久々のドラマ撮影に、「今回は特別出演で出させていただいたんですけど、日本語で演技ができてとてもよかったなと思います。撮影をしていくうちに、日本でも映画などの作品に出たいなと思いました」と感想を述べ、日本語のセリフについては「今回セリフは比較的短いものが多かったので、あまり難しくなかったです」と語った。
今作のジャケット写真は2パターンあり、初回盤は本人のアイデアでピエロのメイクで撮影し、プロモーションビデオにもその姿で登場している。「思っていたピエロのイメージよりもちょっと怖い印象でした(笑)。最初に考えていたのは悲しみを湛えたようなピエロを思っていたんですが、いざ写真を撮って自分で見てみたら、ちょっと怖いんじゃないかなって。最初に思い描いていたものとは少し違いがありましたが、いいものが出来ました」とユーモア混じりに語った。
トークの後は『最愛のひと』を切なく情感たっぷりに熱唱。今年、日本歌手デビュー5周年を迎えた彼。「この5年間は本当に早かった。俳優、歌手としてたくさんのことを学ぶことができ、成長することができた日本での5年間でした」と振り返った。
最後に今後の活動について、「これから韓国に帰って映画を一本撮る予定です。そして来年皆さんにお届けしたいと思っているアルバムの準備をしています。期待していてください」と伝え、「演技をしたり、歌を歌ったり、本当に幸せな毎日を送っていますが、韓国と日本を行ったり来たりして、しばらく日本をあけてしまう時間があります。それでも皆さん、決して僕の前から逃げないで応援してください(笑)」とファンへメッセージを贈った。
取材・文:樋口美和
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