
Yutaka Furukawa
今年6月にアルバム『decadence』、11月にミニ・アルバム『anthem』を立て続けにリリースしたDOPING PANDA。6月からスタートしたトータル43本に及ぶ『DOPING PANDA JAPAN TOUR 2009』のファイナルが11月27日、Zepp Osakaにて開催された。
場内大歓声の中で登場したHayato(ds&cho)、Taro Houjou(b&cho)、Yutaka Furukawa(vo&g)。よく見ると、彼らに混じって第4のメンバーらしき人物がバスタオルを掲げて登場。覆いの下から現れたのはヒダカトオル(BEAT CRUSADERS)。いきなりのサプライズに場内が沸く中、ヒダカがゲストボーカルとして参加した『Lost & Found』などを披露した。
「まず先にお詫びを言いますけど、今日は自分の人生の中で一番本気でやろうと思ってます」と、熱気と本気度をステージからビシビシと伝える。ライブの定番曲『Uncovered』『Transient Happiness』など、突然のシークレットも手伝ってか、序盤から最高の盛り上がりに。
『decadence』から『gaze at me』『standin' in the rain』、夏に完成したばかりのプライベートスタジオで制作されたという『anthem』からの『I said enough for one night』『music you like』など演奏。弾き語りを披露してみせたり、ミッド・チューンをじっくり聴かせるブロックもあり、緩急を巧みに織り交ぜたセットリストは今ツアーの真骨頂。「メジャーでまる5年、スタジオを作ったりもして、ひとつ区切りをつけておきたいと思っていて。別に解散とかそういうのじゃないけど(笑)。とにかく今日ここに全部置いていこうと思う」というFurukawaの言葉通り、自分たちの足跡を確認していくような内容となった。
ライブ終盤には、この日2人目となるゲストVERBAL(m-flo)が登場。『majestic trancer』『She Loves The Cream』と続く流れで、再びフロアのテンションは最高潮へ達した。そこから『the mugendai dance time』『MIRACLE』など最新型のダンスミュージックが続く。MCもほどほどに、照明や特別な演出に頼ることもなく、あくまでそれぞれのサウンドセッションから生まれる無限のグルーヴでオーディエンスを躍らせていく。本編ラストを飾ったのは最新作の表題曲『anthem』。異国ムードにほんのり“和”テイストが混在した、横ノリが心地よいナンバーで全23曲を締めくくった。
「来年からはかなりマジで音楽やりますね。後には戻れないし、それしかないんだということに気付くわけですよ。“スゴイこと”“カッコイイこと”ができればと思っています」とFurukawaの自信とやる気に満ちたコメントに、オーディエンスはいつまでも声援を送った。
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