
西川貴教
T.M.Revolutionの西川貴教が主演するブロードウェイミュージカル『ザ・ミュージックマン』の製作発表が12月3日、都内にて行われた。西川を始め、彩乃かなみ、うつみ宮土理ら出演者たちは舞台衣裳で登場、演出家の鈴木裕美も加わり、それぞれ本作への意気込みを語った。
作品は1957年に初演され、翌年トニー賞を9部門で受賞、以来上演回数2000回以上を数えるブロードウェイを代表するミュージカル・コメディ。アメリカの田舎町を舞台に、音楽教授を偽る詐欺師・ハロルドが巻き起こす騒動を描いたもので、演出の鈴木によれば「アイオワの頑固で排他的な町の人々が、詐欺師によって変わっていく。詐欺師自身も変わっていくハッピーなお話で、ミュージカルの王道をいく」作品、「歌とダンスがふんだんにある、チャーミングな」ミュージカルだ。
詐欺師役について聞かれた、主演の西川貴教は、「詐欺師は公私ともに初めてです(笑)。よくウソも方便と言いますが、ハロルドはウソで人を明るくする。ウソから新しいものを生み出す。そこが普通の詐欺師と違うところ」「さみしい、暗いニュースが続く世の中ですが、少しでも何かあたたかいものを感じさせる、何かを“咲かせる”ことができる舞台、作品を通じて、僕自身も何か新しいものを“咲かせられる”ような舞台にできたら」と抱負を語った。そんな西川に対して鈴木は「西川さんはエネルギーとサービス精神にあふれた人。そこまでやらなくてもというところまでやって、さらにもうひとつやる。詐欺師の役はものすごくしゃべるし、どんどん即興で歌っていくシーンもある。今回の役にぴったりです」。ヒロインのピアノ教師・マリアンを演じる彩乃かなみは、「私はハロルドを詐欺師と疑いながらも惹かれていく役です。本当にハートフルな作品なので今から楽しみ」とそれぞれ語った。
また、2007年の『ハウ・トゥ・サクシード~努力しないで出世する方法~』以来のミュージカル主演を聞かれた西川は、「座長なんて言って祭り上げられてますけど、キャストのみなさんを明るく盛り上げていく、それが僕の仕事。厳しいところは演出の鈴木さんにおまかせして。みなさんの汗と涙を僕が引き受けます」と笑顔で会見をひきしめた。
出演はほかに、植木豪、竹内都子、今井ゆうぞう、佐渡稔。公演は、4月23日(金)から5月5日(水・祝)東京芸術劇場、5月8日(土)から5月20日(木)新国立劇場の東京公演を皮切りに、5月22日(土)愛知県芸術劇場、5月25日(火)から30日(日)森ノ宮ピロティホール、6月5日(土)札幌市民ホールを巡演する。東京、愛知の公演チケットは12月19日(土)より一般発売開始。その後順次発売を予定。尚、@電子チケットぴあでは、札幌公演の先行抽選販売を12月5日(土)11:00から12月8日(火)11:00まで実施。愛知公演はWEBでの販売はなし。
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