
千秋役の玉木宏、のだめ役の上野樹里
人気テレビドラマを映画化した『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』の完成披露試写会が9日、都内で行われ、上野樹里、玉木宏らキャスト11人と武内英樹監督が舞台あいさつに登場した。
同作は二ノ宮知子の漫画を原作に、ピアノの天才的才能を持つ“のだめ”こと野田恵(上野)と、一流指揮者を目指す千秋真一(玉木)が織り成すラブコメディー。2006年にフジテレビ系で連続ドラマとして放送され、昨年にはスペシャルドラマとして放送された。
キャストは劇中衣装に身を包み、カツラや付け鼻など特殊メークをして登場。上野を先頭に客席の間を練り歩き、約4000人の観客は大歓声を上げた。上野は「(映画化されて、テレビ越しの)お客さんのところまで接近できたことがうれしい。感動しました」と喜びのコメント。欧州4か国で敢行された海外ロケの感想を聞かれると「最初は大変だったけど慣れました。毎日ピザとかパスタでも大丈夫」と答え、すかさず玉木が「食べ物の話か?」とツッこみ、息の合ったところを見せた。
一方、玉木は「千秋がダメなオケ(オーケストラ)を立て直していくのが最大の見どころ」と話し、オーストリア・ウィーンの楽友協会などで6曲分の指揮を振るシーンを撮影したことについて「指揮者としての成長ぶりを見せなければならないのがプレッシャーだったけど、オケを前にしてだんだん気持ちが良くなった」と満足げに語った。
ドラマに続き、演出を務めた武内監督は「ドラマと映画の違いはあまり意識しなかった」と言い、「チャイコフスキー『序曲:1812年』のシーンでは、玉木君が血のにじむような努力をしたので、感動したらシーンの途中でも拍手をしてほしい。そして衝撃のラストになっているので誰にも言わないで」と呼びかけると、客席からどよめきが起こった。
『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』
12月19日(土)全国東宝系ロードショー
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