
モーツァルトが幼少時代に使用したバイオリン
モーツァルトが幼少時代に使用したバイオリンが日本に初上陸。そのお披露目記者会見と記念コンサートが、12月11日に国立新美術館(東京・六本木)で開催された。
このバイオリンはモーツァルトが6歳半ばの1762年の秋、父レオポルトから与えられたもの。1746年製で、4分の1サイズと2分の1サイズの中間程の大きさ。通常はザルツブルクにあるモーツァルトの生家に展示されているが、今回、モーツァルトの住家復元運動に貢献した第一生命、ザルツブルク国際モーツァルテウム財団、日本文化財団の協力によって日本でのお披露目が実現。海外に持ち出されたのは今回が初である。
一日限りの記念コンサートでは、14歳のバイオリン奏者・松本紘佳、日本を代表するチェンバロ奏者・小林道夫の演奏で、モーツァルトが幼少時代に作曲した3曲のバイオリン・ソナタが披露された。バイオリン演奏を担った松本紘佳は「モーツァルトのバイオリンはとても温かい音色。10歳の時にザルツブルクで展示されているのを見て、音を鳴らしてみたいなと思っていたので、とても感激しています」と貴重な体験への喜びを語った。
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