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兵庫県立芸術文化センターで毎回完売必至の人気シリーズ「佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ」。2010年は佐渡裕の師で今年没後20年を迎えた大指揮者・作曲家のレナード・バーンスタインによる傑作オペラ『キャンディード』を上演する。
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラは、2005年の『ヘンゼルとグレーテル』を皮切りに、06年『蝶々夫人』、07年『魔笛』、08年『メリー・ウィドウ』、09年『カルメン』と毎年名作オペラを上演してきた。2010年の演目『キャンディード』は、ブロードウェイ・ミュージカルの金字塔『ウエスト・サイド・ストーリー』の作者としても有名なレナード・バーンスタイン(1918~1990)の手によるオペラで、18世紀フランスの啓蒙思想家ヴォルテールによる同名の小説が原作。楽園の地に住む純朴な青年キャンディードが「この世は万事成り行きまかせが一番幸せ」という楽天主義のもとで育つも、身分違いの恋のため楽園から追放。行く先々で遭難・地震・宗教裁判などの災難に見舞われながら、生き別れた恋人と本当の幸せを求めて旅をするというストーリーで、ユーモアや社会風刺に富んだ一面ももつ。『ウエスト・サイド・ストーリー』同様に、美しいメロディと躍動するリズム、楽しいダンスナンバーに彩られ、クラシックやジャズ、オペラ、ミュージカルなどの要素が結集した舞台作品として愛されている。
今夏は、初演50年記念の2006年にパリ・シャトレ座が制作したプロダクションを上演。世界的オペラ演出家ロバート・カーセンによる洗練されたお洒落なステージは、ミラノ・スカラ座、イングリッシュ・ナショナル・オペラなどの名門オペラハウスで次々上演され、成功を収めてきた話題作だ。待望の日本初上陸は、バーンスタイン最後の弟子・佐渡裕のプロデュースと指揮、気鋭のソリスト陣、そしてトニー賞振付家ロブ・アシュフォード率いるダンサーたちなど、豪華キャストが揃う。
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2010「キャンディード」は、兵庫県立芸術文化センターで7月24日(土)より全7公演、オーチャードホールで8月6日(金)より全3公演を開催する。チケットは2月21日(日)より一般発売開始。また一般発売に先駆けてチケットぴあでは、オーチャードホール公演のインターネット先行抽選販売を2月9日(火)まで受付中。
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2010「キャンディード」
■兵庫公演
7/24(土)・25(日)・27(火)・28(水)・30(金)・31(土)・8/1(日) 兵庫県立芸術文化センター KOBEKCO 大ホール
■東京公演
8/6(金)・7(土)・8(日) Bunkamuraオーチャードホール
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