
『それぞれのコンサート』会見より。左から、武田真治、市村正親、鹿賀丈史、笹本玲奈。
日本のミュージカル界を代表するスター俳優、鹿賀丈史と市村正親のふたりが、この春それぞれミュージカルコンサートを公演する。題して、『それぞれのコンサート』。ふたりが別々のプログラムでそれぞれの俳優人生を振り返りながら、これまで歌ってきたミュージカル・ナンバーの数々を披露するコンサートだ。この公演の公開稽古と会見が2月25日都内にて行われた。
劇団四季在団中に『イエス・キリスト=スーパースター』で脚光を浴び、退団後も大作『レ・ミゼラブル』など数々のヒット作に出演してきた鹿賀丈史。同じく劇団四季時代『オペラ座の怪人』で初代ファントムをつとめるなど、四季の看板俳優として長らく活躍、その後も『ミス・サイゴン』など次々と話題作に出演し続ける市村正親。そんなふたりが、『イエス・キリスト=スーパースター』『ウエストサイド物語』『ラ・カージュ・オ・フォール』など記憶に残る名作から、それぞれがヒット・ナンバーを歌い継ぐ。日替わりゲストには、安蘭けい、井上芳雄、香寿たつき、笹本玲奈、武田真治、田代万里生。さらに、それぞれのコンサートにお互いが日替わりゲストとしても名を連ねる。
この日の公開稽古では3曲を披露。1曲目は鹿賀が歌う『砂に刻む歌』(『ラ・カージュ・オ・フォール』より)。市村は今回初挑戦となるサックスを武田真治ともに演奏。2曲目は鹿賀とヒロイン・マリア役の笹本玲奈によるロマンチックなデュエット・ナンバー『トゥナイト』(『ウエストサイド物語』より)。最後に『ワン』(『コーラスライン』より)で市村がアンサンブルともに歌とダンスを披露した。
会見に応じたのは、鹿賀丈史、市村正親、武田真治、笹本玲奈の4人。市村は「そでで丈史の『マリアっ』なんて台詞を聞いていると、20代の思い出、青春がよみがえってくるよね」と感慨深げ。鹿賀は「ミュージカルナンバーだけのコンサートは初めて。家に帰ってからもいろいろ考えている」と、それぞれ本公演について語った。また、サックス初挑戦について聞かれた市村は「真治が出てくれるというので教えてもらって。やり始めてまだ2週間だからね」と謙遜したが、武田は「音の安定感がすごい」と太鼓判。鹿賀との共演を聞かれた笹本が「貴重な体験をさせていただいてます」と優等生発言すると、「いいんだよ。やりにくいんなら、そう言っても」と鹿賀がまぜっかえすなど、終始和やかムードの会見となった。
公演は、3月4日(木)から14日(日)まで東京・東京国際フォーラム ホールC、3月23日(火)から25日(木)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて行われる。チケットは現在発売中。
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