
(C) 2009 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC AND LEGENDARY PICTURES
公開中の映画『タイタンの戦い』と同じ世界観のゲームソフト『CLASH OF THE TITANS:タイタンの戦い』が6月17日に発売される。映画同様、ギリシア神話の世界を舞台に壮大なスペクタクルを描いたゲームリパブリック代表の岡本吉起氏と開発部ディレクターの三輪賀一氏がインタビューに応じた。
これまで『ストリートファイター』シリーズや『バイオハザード』シリーズなど、数々の傑作ゲームを手がけてきた岡本氏が、今回、挑むのはハリウッド映画との競作だ。ゲームに登場するキャラクターの多くはオリジナルでありながら、物語は映画の脚本をベースに制作し、映画版の脚本家が監修を務めている。三輪氏は「映画会社はもちろん、出演者にもチェックしてもらっています。ちなみにサム・ワーシントン氏は、顔も動きも似ていたのですごく気に入ってもらったんですけど、なぜか“スカートの長さ”が短かったみたいで、そこだけチェックが入りましたね」と笑顔で振り返る。もちろん、ゲーム単体でのクオリティを追及する姿勢は揺るがない。岡本氏は「映画がヒットするかしないかに関係なく、ゲームは面白くしようと思いましたね。映画の成功に頼るということは、最初から考えなかったです」と語る。
また、岡本氏は映画『タイタンの戦い』について、「本当に面白かったです。テンポもリズムも良くて、観終わった後に「すごく面白かった」という印象がしっかりと残るんです。ちょうどバッティングセンターでバットの芯にボールがバシッとあたった時のような感覚ですよね」とコメント。映画とゲームは異なるエンディングが用意されているそうで「映画とゲームはパラレルな世界観を描いているので、そこも楽しんでほしいです」と述べた。
近年、CG技術が飛躍的に進歩し、映画とゲームの描く映像世界は年々、近づきつつある。岡本氏は「映画は“良きライバル”であり、“刺激を受ける存在”でもあるんです。ただゲームはインタラクティブなものなので、映画で“このドアを開けるとBGMが鳴り、泣けるシーンになる”なんて演出があっても、ゲームだとドアの前まで来たのに急にUターンしてセーブされたりするんですよ(笑)。だから、そこを工夫して『いかにゲーム的な演出でプレイヤーを“引っぱる” か』に面白さがあります。今回のゲームは、クエスト(章)ごとの面白さを追求しつつも、全体を引っぱる大きな物語の面白さもバランスよく盛り込んであるので、そこを楽しんでほしいですね」とPRした。
『タイタンの戦い』
公開中
PS3/Xbox 360『CLASH OF THE TITANS:タイタンの戦い』
6月17日(木)発売予定
プロデュース:株式会社バンダイナムコゲームス
開発:株式会社ゲームリパブリック
チケットぴあに掲載されているすべてのコンテンツ(記事、画像、音声データ等)はぴあ株式会社の承諾なしに無断転載することはできません。
Copyright c PIA Corporation. All Rights Reserved.