
エサ=ペッカ・サロネン (c)KASSKARA/DG
フィンランドが生んだ俊英作曲家・指揮者のエサ=ペッカ・サロネンとロンドンの名門オーケストラ、フィルハーモニア管弦楽団の来日ツアーがまもなく開催される。
エサ=ペッカ・サロネンは1958年フィンランド生まれの作曲家・指揮者。数多くの名音楽家を輩出しているヘルシンキのシベリウス音楽院で研鑽を積んだ後、しばらくは作曲活動に専念し、実験的要素の色濃い現代音楽を多数発表。指揮者としての転機は1983年、サロネンが25歳のときに訪れる。急遽マイケル・ティルソン・トーマスの代役としてフィルハーモニア管弦楽団のロンドン公演を指揮し、今や伝説として語り継がれるほどの大成功を収める。この成功により、楽団員の信頼を勝ち得て、1985年から1994年までは首席客演指揮者、そして2008年9月には首席指揮者・芸術顧問に就任。ロンドン屈指の名門フィルハーモニア管弦楽団と25年の長きにわたり強い絆で結ばれている。
フィルハーモニア管弦楽団は世界で最も録音が多いオーケストラとして有名。どんな作品、どの指揮者や共演者とも、抜群の柔軟性と最高水準の演奏技術を駆使し、密度の濃い演奏を可能にするスーパーオーケストラだ。そしてサロネンといえば、徹底した楽譜研究とハイセンスなプログラミング能力。自らが作曲家であることもあり、その音楽作りはあまりにも緻密だが、あらゆるリクエストに応えることが可能なフィルハーモニア管は、まさにベストなパートナーだ。
サロネンは、食道がんの治療で療養中の小澤征爾に代わり、11月開催予定のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団・日本ツアーの指揮者として11月にも急遽来日が決定。世界の名門と年2度の来日という稀な巡り合わせで、今年の日本音楽シーンはサロネン一色になりそうだ。
エサ=ペッカ・サロネン指揮、フィルハーモニア管弦楽団の来日公演は、5月31日(月)・6月2日(水)のサントリーホール公演ほか全6公演を開催。チケットは発売中。
■エサ=ペッカ・サロネン指揮/フィルハーモニア管弦楽団
5月30日(日)東京芸術劇場
5月31日(月)サントリーホール
6月1日(火)東京文化会館
6月2日(水)サントリーホール
6月3日(木)愛知県芸術劇場コンサートホール
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