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戦後の北九州を舞台に繰り広げられる、前代未聞の『四谷怪談』 2010/6/21 15:55配信

会見より。流山児祥

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鶴屋南北の名作歌舞伎『東海道四谷怪談』の劇世界にインスパイアされ、再創造された坂口瑞穂(劇団黒テント)の新作『お岩幽霊 ぶゑのすあいれす』。上演を前に6月18日、福岡市内で記者会見が行われ、流山児★事務所代表で、本作の演出・出演の流山児祥が意気込みを語った。

舞台は1950年6月、終戦直後の北九州。朝鮮戦争が始まり特需景気に沸く小さな港町の濃密で壮絶な人間ドラマを、実力派俳優による音楽劇として描く前代未聞の『四谷怪談』だ。

「鶴屋南北の言葉で、“カネが仇(かたき)の娑婆世界”っていうものがありますが、戦後の焼け跡の混乱している時代に『四谷怪談』の世界を描けないか、というのが最初の発想ですね。完成稿まで6回書き直し、最初の構想からは大きく変わりましたが、とても面白い作品になりました」

戦死したと思われていた復員兵が、南方のジャングルから10年ぶりに帰ってくるところから物語は始まる。男には“岩”という妻がいたが、彼女は生きるために娼婦になっている。愚連隊が米軍の物資を強奪し、地元の博徒たちと流血の抗争を繰り返す町で、多彩な人物達が登場する。

「戦後で貧乏な時代に、今度は他人の国の戦争で初めて特需景気に沸く町。そこに日本中から人が流れこんで一攫千金を狙っている……。そういう現実の中に登場するいろいろな人物の恋愛模様も含め、国境や人種を超えた友情の物語ですね。20代から80代まで見事に各年代が揃った18人が出演しますが、そのうちの9人が九州出身。全て九州弁でやるのでその辺りもお見逃しなく」

DVや引きこもり要素も垣間見え、過去の時代に現代を感じることができるという演出や舞台装置も楽しみな本作。「どんな時代でもある『歌って踊って恋をして』という人間の衝動を、“音楽劇”として舞台上に持ち込んだ」と語る流山児祥が、どんな『四谷怪談』を見せてくれるのか注目だ。

公演は6月23日(水)から30日(水)まで東京・ザ・スズナリ、7月6日(火)に松山市民会館 中ホール、7月9日(金)に熊本市健軍文化ホール、7月11日(日)に福岡・西鉄ホールにて上演される。チケットはいずれも発売中。

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