
『トイレット』(C)2010“トイレット“フィルムパートナーズ
雑誌「ぴあ」調査による8月28日公開の映画の満足度ランキングは、『かもめ食堂』『めがね』の荻上直子監督が描く少し奇妙な家族の物語『トイレット』がトップに輝いた。2位に名バレエダンサー、リー・ツンシンの自伝を映画化した『小さな村の小さなダンサー』が、3位に近未来を舞台にした京極夏彦の SF小説を映画化した『ルー=ガルー』が入った。
1位の『トイレット』は、北米で生活していた三兄妹の元に日本人の祖母がやって来たことを機に、変化していく家族の姿を描いた人間ドラマ。アンケート調査では、「登場人物が個性的で、自分らしさを大切にすることを学んだ」「しゃべらないのに、もたいまさこは存在感があった」「優しさや温かさの詰まった作品」など、女性を中心に支持を集めた。観客の中には「『かもめ食堂』や『めがね』が好きなので観に来た」と話す人も多く、「形を変えても荻上直子監督の作品は期待を裏切らない」と好評。公開初日の銀座テアトルシネマでは終日ほぼ満席となる好スタートを切った。
2位の『小さな村の小さなダンサー』は、中国から米国へ亡命し、バレエ界で成功を収めた実在のダンサーの半生を描いた作品。観客からは、「ひとりのダンサーが成長していく様子を細かく描いている」「あれほど過酷な状況にいても美しく踊る姿に感動した」「バレエ映画に中国の歴史や文化革命を取り組み、批判的なところもきちんと映像にしたところは評価できる」など、50~60代を中心に世代を超えて高い満足度を集めた。
(本ランキングは、2010年8月28日(土)に公開された新作映画6本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
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