
『シングルマン』場面写真
世界的有名デザイナー、トム・フォードによる初監督作『シングルマン』が、ファッション的センスだけでなく、作品の質の高さから、世界中で高く評価され、注目を集めている。
10月2日(土)から公開される本作は、16年間共に暮らしたパートナーを失った男が、自らも命を絶つことを決意。“人生最後の日”と決めた運命の1日を繊細なタッチで描いた人間ドラマだ。
本作は、グッチを立ち直らせ、イヴ・サンローランを改革し、2005年には自身のブランドを立ち上げた稀代のファッションデザイナー、フォードが手がけた映画として話題を集めているが、これまでにも、ハイ・ファッションを扱った映画はある。
主役のサラ・ジェシカ・パーカーの着こなしを通じて、衣裳デザインのパトリシア・フィールドがさまざまなトレンドを作り上げた『セックス・アンド・ザ・シティ』。そして『セックス・アンド・ザ・シティ』の監督(デヴィッド・フランケル)&衣裳デザイナー(フィールド)がタッグを組んだ『プラダを着た悪魔』。米版『ヴォーグ』誌の編集長のアシスタントを務めたローレン・ワイズバーガー氏による小説を映画化したこの映画では、プラダやシャネル、エルメスといった世界のトップブランドのアイテムをふんだんに使い、デザイナーのヴァレンティノ・ガラヴァーニやスーパーモデルのハイディ・クラム、ブリジット・ホールらが本人の役で出演している。また、米版『ヴォーグ』誌の編集長アナ・ウィンターに焦点をあてたドキュメンタリー映画『ファッションが教えてくれること』では、ファッション業界の実状が映し出され、世界の女性たちの間で絶賛された。
だが、これらは、どれもモードの最前線を取り上げただけの作品ばかり。フォードは、初監督作である『シングルマン』で、監督だけではなく、脚本、衣裳の一部も手がけている。本作では、ファッションだけでなく、ストーリー、映像世界と、映画のあらゆる面からファッション界のトップの世界観を存分に堪能できるだろう。
『シングルマン』
10月2日(土)より 新宿バルト9ほか全国順次ロードショー
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