
映画『クロサワ映画2』主演の黒沢かずこ
昨年の第2回沖縄国際映画祭でみごと海人賞グランプリ&ゴールデンシーサー賞の2冠に輝いた『クロサワ映画』の続編『クロサワ映画2』が、現在開催中の第3回同映画祭のLaugh部門で上映され、22日の夜に主演の黒沢かずこ(森三中)、コン・テユ、光浦靖子(オアシズ)、大久保佳代子(オアシズ)、椿鬼奴、イ・テガン、渡辺琢監督が揃ってシアターレッドカーペットと舞台あいさつに出席した。
第2章となる本作のテーマは「孤独~自分1人のためだけに生きるのは限界がある~」。日本と韓国を舞台に黒沢ら4人の女芸人の恋愛模様が描かれるが、続編制作には“ある意図”があったと渡辺監督。「4人の彼氏いない歴を合計すると66年です。前作から1年経っても何ひとつ浮いた話がなく、飲んでいる時も悲しい話しか出てこない。せめて映画のなかでも男性と出会って恋愛を経験してもらわないと! そんな思いで作りました」
黒沢と運命的に出会い恋に落ちる韓国人パク・ソンドルを演じるコン・テユは「黒沢さんの可愛さが前作の2倍! 女性の可愛らしさ、愛しさが描かれている映画です」とみどころを語り、そんな思いがけない絶賛の言葉に照れまくる黒沢は、「これは日本の『セックス・アンド・ザ・シティ』です! 日本にもこういう楽しいラブコメディがあると発信していきたい」とアピールした。また、今年の映画祭が東北地方太平洋沖地震を受け、チャリティー主体の映画祭になった経緯については、自身の出身地の茨城県へ向け「茨城の震災はなかなか報道でとり上げてもらえないけれど、街が水没して現在もまだ断水しています。けれど、みんな助け合って生きています」と現地の状況を伝え、「(自分自身も)やれることを、力を合わせてやっていきたい」と力強いメッセージを送った。
「第3回沖縄国際映画祭」
3月22日(火)~27日(日)
宜野湾市 沖縄コンベンションセンターおよび周辺地区で開催中
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