
『ブラック・スワン』トークイベントに登壇した上野水香と栗山千明
本年度の米アカデミー賞で主演女優賞を受賞したナタリー・ポートマン主演作『ブラック・スワン』が5月11日(水)から日本公開を迎える前に27日にトークイベントが都内で行われ、女優の栗山千明と東京バレエ団のプリマでもある上野水香が登壇した。
『ブラック・スワン』は、純粋ながら狡猾さと官能性に欠けている女性ニナ(ポートマン)が、名作『白鳥の湖』のプリマの座をめぐって悩みながら自らのダークサイドを見出していく姿をスリリングなタッチで描いた作品。
これまでも繰り返し『白鳥の湖』を踊ってきた上野は「『白鳥の湖』はすごく知れ渡った作品ですし、技術的に難しく、ひとりでふたつの役を演じわけるという課題もあります」と解説した上で、「白鳥と黒鳥は対称的ですが、どちらも美しくて魅力的。ナタリー・ポートマンさんは短期間でバレリーナらしさを身につけていて表現者としてのスゴさを感じました。ダンサーでも難しいことです」と彼女の演技を絶賛。幼少期にバレエを習っていたことがあるという栗山は「ナタリー・ポートマンさんの新たな一面、女性として魅力が見える作品。バレエシーンは観ていて鳥肌が立ちました」と笑顔を見せた。
最後に上野は「ポートマンさんの美しさが見どころですし、ダンサーとしてみますと、振り付けが現代的にアレンジされていて、そこも個性的でもっと観ていたかった」と語り、栗山は「迫力のある演技と、先の展開の読めない物語の両方を楽しんでください」と作品をPRした。
『ブラック・スワン』
5月11日(土)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
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