岩手出身のチェロ奏者・渡部宏が、震災復興チャリティーコンサートを開催 2011/5/17 16:02配信

岩手県出身のチェロ奏者で希望郷いわて文化大使を務める渡部宏(わたなべこう)が、震災復興支援チャリティーコンサートを開催する。

渡部宏は、東京藝術大学卒業、ドイツ・フライブルグ音楽大学卒業、ミュンヘン音楽大学マイスター・クラス修了を経て、国内外で活躍。現在は、東京ヴィヴァルディ合奏団の代表・音楽監督を務める傍ら、同郷の詩人・宮沢賢治にちなんだコンサートなども行っている。

今回、東日本を襲った震災による被害のあまり大きさに「全ての言葉を失い、被災された方々を思うばかりでこの一か月が過ぎた」と語る渡部宏。「一日でも早く安心した生活が取り戻せまるように支援したい」と、チャリティーコンサート開催を決意。サン＝サーンスの「白鳥」、パブロ・カサドの「鳥の歌」などのチェロの名曲のほか、故郷への思いを馳せて、宮沢賢治の「星めぐりの歌」も披露する予定だ。

「渡部宏チェロ・チャリティーコンサート～鳥の歌～」は、5月28日(土)に流山市生涯学習センター多目的ホール(千葉県流山市)で開催(午前の部・午後の部の計2回)。チケットは発売中。コンサートの収益金は全額被災地へ寄付される。


■渡部宏チェロ・チャリティーコンサート～鳥の歌～
【日時】5月28日(土) [午前の部]11:00開演　[午後の部]15:00開演
【会場】流山市生涯学習センター多目的ホール

※本公演は、5月15日から28日まで流山市生涯学習センターで開催される愛鳥週間企画～鳥を描き続けた画家・小林重三の世界『翼をください』の関連企画として開催。