
(c)Peter Adamik / Berliner Philharmoniker
指揮者の佐渡裕が、今月5月20日から22日にかけて世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と初共演。会場のフィルハーモニー(ドイツ・ベルリン)を埋め尽くした2400人の聴衆を魅了した。
日本人指揮者のベルリン・フィル定期演奏会への出演は、近年では小澤征爾以来の快挙だ。演奏曲目は、武満徹の「フロム・ミー・フローズ・ホワット・ユー・コール・タイム」とショスタコーヴィチの交響曲第5番。小学校の卒業文集に書いた「大人になったらベルリン・フィルの指揮者になる」という夢を叶えた佐渡裕。公演後には「世界最高のオーケストラは凄い。まだまだ勉強しなくちゃと思いましたね。新しい扉が開きました」と語った。
阪神大震災からの文化復興のため設立された兵庫県立芸術文化センターの芸術監督を2002年から務めている佐渡裕。「私は約40年かけて夢を実現できた。被災地の皆さんにも夢を持ち続けてほしい」とエールを送った。今回の演奏会は、ライブCDとして6月29日(水)に発売され、印税分は東日本大震災復興支援の義援金とされる。
佐渡裕の今後の国内での指揮活動は、兵庫県立芸術文化センターでのオペラ「こうもり」(7月)、ベルリン・フィルと同じくベルリンを拠点とする実力派オケ、ベルリン・ドイツ交響楽団との全国ツアー(10・11月)などを行う予定。
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