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あの『blast!』がさらにパワーアップして全国47都市ツアーを敢行! 2012/6/29 昼12:44配信

「blast」舞台より

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アメリカの伝統的なドラム・コー(動きのある音楽隊の一形式)をさらに洗練させてショーアップしたエンタテイメントとして、2001年には米・トニー賞とエミー賞をダブル受賞している『blast!』。日本には2003年の初来日以来、2009年まで毎年来日、大盛況のうちに終わらせている人気公演だ。『blast!』カンパニーが3年の充電期間を経てさらにパワーアップした今回の最新作は、“音楽隊”という言葉から得る想像をはるかに超えた、美しく詩的で、官能的とすらいえるステージ。6月28日、東京・THEATRE1010で初日に先がけて公開稽古が行われた。

楽しげなラテンのリズムが徐々にフェイドアウトすると、暗闇からラヴェルの『ボレロ』のリズムが静かに聞こえてくる。繊細なテンポを刻んでいるのは、『blast!』の元メンバーで、日本公演ではソリストとして参加しているパーカッショニストの石川直。金管楽器と打楽器を携えて演奏するメンバーが袖から現れて加わっていくと、粒だったそれぞれの音が重なって豊かに広がっていく。シンバルを大きくジャンプしながら打ち鳴らすメンバーが登場する頃には、“音楽とは人間の肉体を通して表現するものだ”という当たり前の事実に改めて気づかされる。全身を使って生き生きと演奏し、躍動するキャストたちはなんとも魅力的。客席に降りての演奏など、ライブならではの息遣いも間近で楽しめる。

本作のキャストはドラム・コーの基本である金管楽器チームと打楽器チーム、そしてカラーガードと呼ばれる大きな旗を使う“ビジュアル・アンサンブル”(ダンサー)で構成。ステージではシーンごとにテーマ・カラーを設け、夜の海を思わせるような“ブルー”、春の息吹きを感じさせる“グリーン”、情熱的な曲『マラゲーニャ』を使った“レッド”など、映画のワンシーンのような場面の連続だ。圧巻は1幕ラストの『バッテリー・バトル』。石川らキャストたちが楽器を装着してバトルを展開するのだが、殴られるSE(サウンド・エフェクト)をも音で表現しながら演奏するため、スティックの動きが速過ぎて見えないことも! 衣裳と照明、そして音だけでスペースオペラをナマで見ているような興奮。この体感は、『blast!』のステージでしか味わえないものだろう。

公演は8月16日(木)から9月2日(日)まで東京国際フォーラム ホールCで上演するほか、全国47都市で開催される。

取材・文:佐藤さくら

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