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『島唄』ドキュメンタリー映画で、「THE BOOM」宮沢和史らが舞台あいさつ 2013/3/28 15:10配信

宮沢和史

開催中の第5回沖縄国際映画祭で、<地域発信型映画>として招待されている『THE BOOM 島唄のものがたり』が上映され、出演したロックバンド「THE BOOM」らが舞台あいさつを行った。

<地域発信型映画>は、各地域の生活、伝承、物産や観光情報などを盛りこみ、その土地ならではの映画作品を制作するというプロジェクト。今年で3回目を迎え、国内外ほか沖縄の5地域から作品が集まった。
沖縄県の読谷村が制作した本作は「THE BOOM」のヒット曲『島唄』の発表から20年を経過した今、メンバーの宮沢和史をはじめ、沖縄音楽の重鎮たち、また多くのアーティストらのインタビューを交えながら、『島唄』が受け継ぐ思いを映し出していくドキュメンタリー。

登壇した宮沢は、『島唄』発売前を振り返り、「大和の人間が琉球音階を使い、戦争も知らず、沖縄の人間でもない僕がこの歌を歌っていいのか、とても悩みました。でも喜納昌吉さんに“魂までコピーすればもうマネじゃない、あなたの歌は沖縄の心をとらえている”と言ってもらって踏ん切りがつきました」とコメント。

「いろんな批判はありましたが、20年前には生まれていなかった子供たちにも『島唄』が知られている今、この歌が昔から生えている木のように当たり前の木のような存在になれたことをうれしく思います」と感慨深い表情で語った。また、監督を務めた真喜屋力氏は、「沖縄の人の中には、『島唄』に拒絶反応を出す人もいたり、今回の撮影の中でも、ちょっときついことも言っていただきました」とした上で、「どっちの意見が正しいとかではなく、沖縄にもいろんな人がいて、それを知った上ですべて受け入れる。そんな沖縄の人々の懐の深さを描いた作品だと思います」と制作の裏側を明かした。

最後に宮沢は、「20年間この歌を歌い続けることができたのは奇跡。当たり前ではなく、とても幸せなことだと思います。僕たちは沖縄からとてもたくさんのものをもらって成長できました。これからはもっと深く付き合って、僕たちのほうから何か返していければ」と熱く語り、集まった観客たちからは大きな拍手が沸き起こっていた。

《第5回沖縄国際映画祭》
開催中~3/30(土)まで

取材・文・写真:渡部あきこ

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